【JAPAN最新号】ポルカドットスティングレイ、雫が赤裸々に語るポルカの現在地、そして未来――最新作『赤裸々』を徹底解説!

【JAPAN最新号】ポルカドットスティングレイ、雫が赤裸々に語るポルカの現在地、そして未来――最新作『赤裸々』を徹底解説!

たくさんタイアップをやって、着実に知名度とセールスを伸ばすのが理想。
サウンド的にもビジュアル的にも進化しながら、私自身も進化しながら。
だから今、理想の感じでいけてるのかな

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号にポルカドットスティングレイが登場!

雫が赤裸々に語るポルカの現在地、そして未来――
“青い”“ダイバー”をダブルリードに据えた最新作『赤裸々』を徹底解説!

インタビュー=海津亮


昨年末にリリースした3rdフルアルバム『何者』は、音楽的振り幅も歌詞の世界観も実に多様で、これぞまさにポルカドットスティングレイ、という作品だった。毎回そうなのだが、その背景にあるのはこれでもかというほどの数を積み重ねる企業タイアップである。クライアントのニーズに応えるべく打ち合わせを繰り返し、企画書を書いたうえでデモ音源を複数曲プレゼンし、採用された曲にリクエストされたワードをちりばめて完成させる。このひとり広告代理店のような手法こそが雫の楽曲制作のスタイルであり、方法論だ。言うまでもなくポルカドットスティングレイはロックバンドであって、雫は職業作家ではない。普通は自発的な表現欲求のもと、書かずに歌わずにいられないという衝動によって作品は生まれてくる。故にアーティストのクリエイティブとして譲れない一線があり、タイアップ先との対立構造が生じたりもする。しかし、このインタビューでも繰り返し語られているように、雫のそれはかなり特殊だ。常に自分をニュートラルな素材として提供し、タイアップ先の要望、リスナーが求めるもの、そして自分、という正三角形のバランスを崩さず作品に向き合う。そうして出来上がるものこそが普遍的なポップミュージックになる、という価値観は揺るぎない。新たに届けられたEP『赤裸々』は、そのスタイルをさらに突き詰めた作品になった。(海津亮)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年7月号より抜粋)



【JAPAN最新号】ポルカドットスティングレイ、雫が赤裸々に語るポルカの現在地、そして未来――最新作『赤裸々』を徹底解説! - 『ROCKIN’ON JAPAN』2021年7月号『ROCKIN’ON JAPAN』2021年7月号
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