これまでAyase×R-指定、菅田将暉×東京スカパラダイスオーケストラと、貴重なコラボ曲を生み出してきたテレビアニメ『るろうに剣心』。その第二期となる『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱』第一クールオープニング・テーマが、キタニタツヤとなとりによる楽曲“いらないもの”だ。もとよりキタニの大ファンで多大に影響を受けてきたことを公言しているなとりと、そんななとりの才能にいち早く気づき注目していたキタニ。『るろ剣』をきっかけに実現した今回のコラボは、まさに両者の違いも重なり合う部分も表現し切るような、魅力的なロックチューンとなった。その共同作業はいったいどんなものだったのか、そして「本来ポップスをやらない人間」だという彼らのような存在が今まさにポップシーンの新時代を切り拓いている現状を、当事者のふたりはどんなふうに見ているのか。ふたりの相思相愛っぷりはもちろんのこと、彼らのポップス観という意味でとても本質的で興味深い対談になったのではないかと思う。僕もなとりくんも、本来暗いことを考えがちな人間だから、ポップスをやらない人間なんです。
それでもわざわざその道を選んでるのが共通する変なところ(キタニ)
インタビュー=小川智宏 撮影=大野隼男(キタニ)、タマイシンゴ(なとり)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年12月号より抜粋)
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