【JAPAN最新号】ano、無限の表現欲求の行方──ポップの真ん中を射抜く“許婚っきゅん”、さらに飛躍するアーティストとしての未来を語る

【JAPAN最新号】ano、無限の表現欲求の行方──ポップの真ん中を射抜く“許婚っきゅん”、さらに飛躍するアーティストとしての未来を語る

もっともっと表現したい。もっと表現しないと、抱えてる感情を当てる場所がない。
これだけやってても、新しい感情を表現するフィールドが追いついてない

anoの新曲“許婚っきゅん”を聴いて、「名曲、きたー!!」と思わず小躍りしそうになった(実際してたかもしれない)。最大のヒット曲“ちゅ、多様性。”と同じ布陣で、TVアニメ『らんま1/2』のために作られたこの曲。得意とする中華風サウンドに、anoの反射神経が踊る歌詞と歌唱、 “許婚っきゅん”という「これしかない!」タイトル──世間がイメージする「あのちゃん」ポップスのど真ん中に新たな名曲が放たれた。

anoは今、こうしてタイアップ先の物語と「あのちゃん」を併走させるスキルを磨きながら、感情のバリエーションとその出力のグラデーションを多様化させている。音楽、バラエティ、そして本格始動した俳優業、そのすべてがそれぞれの表現に還元されるという無敵のサイクルができあがりつつあるのだ。anoはまだまだ飛躍するし、anoの感情をいちばんダイレクトに伝える音楽で、もっともっと飛躍する。その起爆装置になるに違いない“許婚っきゅん”と、無限の表現欲求の行方について、anoはこう語ってくれた。

インタビュー=畑雄介 撮影=トキ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年12月号より抜粋)


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