壮大でカラフルな音楽旅行の果てに辿り着くのは、「今という現実を生きる」という強く温かな確信──なんてスケールが大きく、そして、なんてリアルなコンセプトアルバムだろう。音楽で飛翔する感覚、孤独を照らす極彩色の光、擦り切れた日々の悲しみ、強靭なメッセージ、成熟したリリシズム、醒めた目で見つめる生のロマンティシズム。それらがここには詰まっている。このアルバムは「君が生きている」という最高な事実を見つめるためにある。「バンドってカッコいいよね」と言える場所を自分たちで作っていくことが大事というか、「そうするのが当たり前やんな」くらいの感じで今は動いている
ハンブレッダーズの5thフルアルバム『GALAXY DRIVE』は、バンドのディスコグラフィの中でも、偉大な進化作にして挑戦作として記憶されるだろう。前作『はじめから自由だった』のリリース以降、初の日本武道館公演、多くのタイアップ、初の主催フェス「GALAXY PARK」の開催⋯⋯と、数々のエポックメイキングな瞬間を生み出しながら、ロックバンドとしてのキャパシティと信頼を格段に大きくしてきたこの2年。その果てに辿り着いたこの『GALAXY DRIVE』で、ハンブレッダーズは新たなフェーズに足を踏み入れた。ラップもダンスも食らい広がった音楽性。それと相乗効果で、さらに射程距離を延ばしたロックソングたち。素晴らしい。アルバム完成直後、マスタリングが終わってまだ間もない2025年暮れに、4人に話を聞いた。
インタビュー=天野史彬 撮影=YUKI KAWASHIMA
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より抜粋)
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