これは間違いなく、2026年最初の衝撃作だ。なとりの2ndフルアルバム『深海』である。前作『劇場』以降も“絶対零度”や“プロポーズ”などビッグヒットを飛ばし続けた果てになとりが辿り着いたのは、煌びやかで幸福な世界……ではなく、美しくも狂騒的なサウンドの中で、《くたばれ!》《あなたが嫌い》《殺されたいの!》──そんな言葉が放出されるオルタナティブポップの最先端。「痛みこそが愛である」という、摩擦的コミュニケーションだった。この深みに足を踏み入れたとき、なぜなとりが特別なのかを、あなたは知るだろう。「誰かが不幸せであってほしい」と思うことが、自分に対しての優しさであることに気づいた
インタビュー=天野史彬 撮影=Takeshi Yao イラスト=みなはむ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より抜粋)
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