映画『クライマーズ・ハイ』やジブリ作品『思い出のマーニー』、スタジオポノック作品『メアリと魔女の花』等、多くの作品で楽曲制作を手掛け、メロディが歌っているような、記憶にはっきりと刻まれるサウンドで、数々の作品を彩ってきました。
ピアニストとしては、高校在学中にすでにデビューを果たしている実力派であり、映画やドラマの音楽制作では十分に高評価を受けている彼が、今年ようやく「自分で歌う」ということに踏み切りました。
ドラマ『ラストチャンス 再生請負人』(テレビ東京)の主題歌“Starting over”は、彼がシンガーソングライターとして活動するにあたり、初めて自分のために書き下ろした楽曲です。
その歌声が穏やかであたたかくて、とても素晴らしい。
なぜこれまで、「自分で歌う」という選択肢を避けてきたのか、不思議に感じる人も多いのではないかと。
というわけで、彼のシンガーソングライターとしての初のミニアルバム『青き海辺のカタルシス』について、じっくり話を訊く機会を得ました。
国立音大を卒業していることもあり、クラシックの文脈で語られることも多かった彼ですが、実はポップソングやロック、ジャズなどが大好きなのだとか。
そんな彼がこれまで「歌」を封印していた理由や、映画音楽を作る仕事に携わりたいと思ったきっかけなど、気になることをあれこれインタビューさせてもらいました。
才能溢れる村松崇継の、今後の活動にもぜひ注目していてください。
インタビューは現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』10月号に掲載されています!(杉浦美恵)