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    第3回:OAUと高橋優!

    第3回:OAUと高橋優!

    第3回。OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND(以下OAU)の巻です。

    OAUは去年も出演してくれました。
    しかも、セッションした相手は、なんとCocco。
    ある意味、去年のJAPAN JAMでもっとも、
    発表になった時驚いたセッションだったかもしれません、私。

    正直、実際にライブを観るまでは、半信半疑だった。
    「いいライブになるんだろうか?」という半信半疑ではない。
    はっきり言って「はたしてほんとに成立するんだろうか?」
    という意味での、半信半疑だった。

    しかし。本当にすばらしい、一期一会の、文字通り
    奇跡みたいなセッションになったことは、クイックレポートなどで
    お伝えしたとおりです。
    詳しくはこちらを。http://ro69.jp/quick/japanjam2010/detail/34730

    で。今年は高橋優。これもまた、予想つきませんでした。びっくりした。
    TOSHI-LOWと付き合いがあって、彼が直で電話して決まったそうです。

    しかし、高橋優って、ああいうシンガーですよね。
    「ああいう」って、どういうシンガーかというと、
    なんというか、「爆発するように歌う」というか。
    情念と情熱の塊というか。
    イメージとしては弾き語り系のシンガーみたいだけど、
    やってることはほとんどその正反対というか。

    って、そこがいいんだけど、OAUのあの感じと合うんだろうか。
    というか、合体するとどうなるんだろうか。
    ちょっと、やっぱり、想像がつきません。

    ただ、去年もそうだったけど、いかにも「ああ、合うよねえ」
    「なるほど、そうくるよねえ」みたいなセッションは、
    基本、OAUはやらない。ってことなんだと思う。
    たとえば、OAU/BRAHMANと、昔から仲いいミュージシャンって、
    周囲にいっぱいいるじゃないですか。
    あるいは、音楽的に、BRAHMANと近いミュージシャンも、
    OAUと近いミュージシャンも、いますよね。

    でも、そういう人とはやらない。
    何が起きるかわからない人とやる。ということなんだと思う。
    去年コラボして、シングル出したり一緒にライブ
    やったりしたエゴ・ラッピンだって、一見合いそうだけど、
    よく考えると全然違うし。
    でも、そのコラボの結果、すごくすばらしいもんだったし。

    つまり、セッションやコラボによって「いい感じになる」ってことを、
    ハナから求めていないのだと思う。
    「奇跡が起きる」くらいじゃないと、やる意味ない。
    と、考えているんだと思う。
    って、ちょっとおおげさか。でも、去年、あのステージで起きたのは、
    まさにそういうものだった。
    今年もそんな奇跡を、期待していいと思います。
    というか、します。

    JAPAN JAM2011公式サイト http://japanjam.jp/
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