デビュー作『ヒューマン・セレモニー』が発売となったばかりのNY出身3人組サンフラワー・ビーンの発売記念ライブを地元NYのバワリーボールルームで観て来た!
600人キャパはソールドアウトで、業界人も相当いたような気がしたこの日のライブ。予想以上だった。
ローリング・ストーン誌も、「NYで今年一番クールなバンド」と紹介していたし、エディ・スリマンがお気に入りでサンローランのショーにも出てるルックス……という時点で、内心ルックスだけのバンドだったらどうしよう……と不安だったのだけど、全然違った。失礼しました!
とにかく何が一番驚いたかと言うとその演奏力だった。DIIVなどの前座で100本ノックのようにライブをし続けただけある。アメリカのバンドはかつては、とにかくライブが良くてなんぼってところがあったのだけど、昨今ネットで先に盛り上がってしまって、超話題の最中にライブをやるとまだまだ準備が出来てないことが当たり前となっていた。しかしこのバンドは久しぶりに先にライブで鍛えられている感じだった。
自分達のサウンドを「ヴェルヴェット・アンダーグランドが20,100年に生まれたみたいな感じ」と説明していたけど、想像以上にサウンドがヘビーだった。もっと60年代、70年代のクラッシック・ロック的なヘビーさでアメリカ南部出身みたいなサウンド。アルバムより全然骨太なのだ。なんだけど、そのサウンドが思いきり洗練されているところが、20,100年というか、最新型だった。ここ10年ぐらいのNY発のインディバンドというと、とかく思考やコンセプトが先に立っていることが多いのだけど、彼らは、先に肉体というか、グルーブが来るところが新しく感じられた。3人の均等な力が結集されているのも良かったし。
何を食べて……何を聴いて育って、NYでこんなサウンドになったんだろうという興味が思いきり沸くバンドだった。
ルックスも想像以上に良かったし。ボーカル/ベースのジュリアの脚が長くてついつい見とれてしまった。
今後も追っかけてみます。
日本盤の発売は3月2日です。
http://hostess.co.jp/releases/2016/03/HSE-6034.html
NY発新人3人組サンフラワー・ビーンのライブが予想以上に良かった!
2016.02.27 09:41