ザ・ウィークエンドも演技に初挑戦! アダム・サンドラーが久々の名演のサフディ兄弟新作。サントラは再びOPN=ダニエル・ロパティン[トロント映画祭3]

ザ・ウィークエンドも演技に初挑戦! アダム・サンドラーが久々の名演のサフディ兄弟新作。サントラは再びOPN=ダニエル・ロパティン[トロント映画祭3]

トロント映画祭のレポートがまだ全然書き終わってなくてすみません!

アダム・サンドラーが久しぶりの名演。そしてキャリア最高とすら言われている評価を得た、ジョシュア&ベニー・サフディ兄弟が監督する新作ブラックコメディ/犯罪映画『Uncut Gems (原題)』。トロント映画祭での上映を観たのだが、その音楽を前作『グッド・タイム』に続き、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーことダニエル・ロパティンが手がけている。そしてこのサントラが、12月13日発売されることになった。

映画の予告編はこちら。

物語の舞台はサフディ兄弟の父親も働くNYのダイヤモンド街。「NYって、狂乱の街だと思う。だからこの映画も狂乱の映画になった。この街のエネルギーに捕まり身動きがとれなくなることについて描かれている」と監督達は語っていた。

アダム・サンドラーが演じるのは、宝石のディーラーにして、ギャンブル中毒者。エチオピアの貴重なダイヤモンドをバスケット選手のケビン・ガーネットに売ることで自分の抱えた莫大な負債を支払おうとする。しかし、それが思い通りにいかないのだ。人生すべて悪い方向に進んでしまうというのは、『グッド・タイム』と同様のテーマでありつつ、前作より飛躍的にエンターテインメントになっているし、作品の完成度も確実に高くなっている。紛れもなく監督の評価を上げた作品だ。一度観始めたら息をつく暇もなく進んでいくのが見事なのだ。

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今作では、なんと監督と友達だというザ・ウィークエンドが演技に初挑戦! 上の予告編で、アダム・サンドラーと喧嘩するシーンが少しだけ観れる。

彼は、ウィークエンド役でカメオ出演している。彼のパーティがあり、ウィークエンドがいかにもウィークエンドがやりそうな動きを見せているので面白い。また、なんと大サービスで、“The Morning”をライブ・パフォーマンスしている。監督曰く、彼自ら歌うと言ってくれたそうだ。この映画は、ものすごいペースでどんどん進んで行くので、彼が天使のように美しいボーカルを響かせる瞬間は唯一の休息になる。

ザ・ウィークエンドも演技に初挑戦! アダム・サンドラーが久々の名演のサフディ兄弟新作。サントラは再びOPN=ダニエル・ロパティン[トロント映画祭3] - TIFFTIFF

監督も、彼が歌ってくれたことで「部屋の空気が上昇するのが分かった」と語っていた。実は、監督曰く、ウィークエンドは映画オタクで、例えば『Angst』などかなり小さな映画も観ているとのこと。今回の演技についても、舞台が2012年なので、「パンクだった」当時の自分を思い出して演じたそう。俳優業には意欲的で、今後監督の作品にもっと大きな役で出演する予定だそうだ。

監督は、ウィークエンドとダニエル・ロパティンが4~5曲一緒に曲を書いたと言っていたのだけど、残念ながらそれはここでは使われていない。今後、ウィークエンドとして発表していくのかもしれない。

監督はダニエル・ロパティンについて「彼の音楽が元々大好きだし、すごくコンセプチュアルだと思っていた。存在しない映画のサントラを作っているようだと思っていたんだ。それで『グッド・タイム』の時に会って、僕らがドビュッシーをたくさん使っているのを知って、『一緒にやろう』と言ってくれた。それ以来すごく仲が良くなった」と語っている。

ザ・ウィークエンドも演技に初挑戦! アダム・サンドラーが久々の名演のサフディ兄弟新作。サントラは再びOPN=ダニエル・ロパティン[トロント映画祭3] - pic by MARY KANGpic by MARY KANG

今作に関しては「初期の頃は、ニューエイジ的なサウンドが良いと思っていた。ニューエイジには何かしらの神秘性と解決策が存在するように思えたからね。しかもどこか優しくて、薬のような効果があると思えた」とコメント。

映画は、アメリカでは12月に公開。日本では来年1月にNetflixで配信が開始する。

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