Swimyの最新作『絶絶ep』についてメンバー全員にインタビューしました
2017.02.11 10:00
2017年2月22日(水)にリリースされる、Swimyの新作『絶絶ep』を聴きました。
メンバー4人のうち3人がボーカルをとる男女混成バンドであるSwimyは、一度耳にしたら忘れられないアタック感の強いポップネスが魅力のバンドですが、今作は、彼らのバンドサウンドが非常にいいバランスで鳴っています。派手なパンチを効かせるというより、さりげないギミックを随所に効かせて、楽曲の良さをしっかり届ける、そんな決意を感じさせる全6曲。
Swimyならではの、ひねくれたポップ感覚に加えて、今回は歌詞もとてもいい。
前作『おひとりさま』が文字通り「独り」をテーマにした作品であったのに対して、今作が「ふたり」「人とのつながり」をテーマにしているというのも関係していると思うけれど、ソングライターであるTakumi(Vo・G)が、音楽に対して、バンドメンバーに対して、リスナーに対して、あるいは過去に出会った誰かに対して、とてもピュアな気持ちを歌にしているように感じます。
メジャーデビューから1年、今作で大きく進化を遂げたSwimyですが、この作品がどのようにしてできあがったのか、メンバー全員に話を訊くことができました。
予想していたとおり、全員がこの作品に並々ならぬ愛着を抱いていて、とても熱い思いを語ってくれました。Swimyは今、全員がひとつ屋根の下に同居しているそうで、深夜にTakumiがひとり作曲している音が他の部屋にも聞こえてきて、思わず平成のまお(Vo・B)が感想を伝えにいったり、みっけ(Vo・Dr)やタイキロイド(G・Cho)も、Takumiの作る楽曲にニュートラルな視点で意見を言うことができているという現状を聞くにつけ、そうしたメンバー間のリレーションの良さも、今作のサウンドに存分に現れているのだなあと思いました。いい作品です、ほんと。
このインタビューは、2017年2月28日(火)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』4月号に掲載されるので、ぜひSwimyの新作とともに楽しみにしていてください。(杉浦美恵)