ザ・チェインスモーカーズ、最新モードのライブをロンドンで観た!

  • ザ・チェインスモーカーズ、最新モードのライブをロンドンで観た! - pic by GETTY IMAGES

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待望のデビュー・アルバム『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』のリリースも近いニューヨークのデュオ、ザ・チェインスモーカーズ。現在ヨーロッパ各地を精力的にツアー中の彼らを、ロンドンのラウンドハウスでキャッチした。会場に向かう地下鉄の中で、20代の男女グループが、缶ビール片手にわいわい盛り上がっていたが、なんと最終目的地は同じ! 到着すると10代20代の熱気とアルコール臭でむんむんしていた。

坦々と一人でDJした前座ニック・マーティンのステージとは対照的に、9時15分きっかりに姿を現したチェインスモーカーズのオープニングは、派手でけたたましく挑戦的だ。スモーク・マシーンと花火がいきなり炸裂すると、アレックスが機材を担当、アンドリューがDJテーブルの上に立ち、マイクをもって観客を挑発する。それに会場中が大歓声で応えるのだ。

“Paris”や“Closer”などの大ヒット曲は、反復するビートとヴォーカルをフィーチャーしたアンビエントなサウンドでお馴染みだが、ライブはロックのけたたましさとヒップホップのノリを合体した荒々しいマッチョなサウンドを前面に押し出す。キッスのカバー“Rock And Roll All Nite”やレッチリのカバー“Under The Bridge”がその典型だろう。スモーク・マシーンや花火、ライト、ストロボの使い方などの演出はまさにロック・ライブのそれ。また、アンドリューとアレックスの2人が交代でマイクをとり、MC(と言える?)を入れるあたりは、ヒップホップ。さまざまなジャンルのいい部分をミックスしたようなライブだった。

“Paris”や“Closer”、“Don't Let Me Down”などが始まると、会場の雰囲気が一変。女子ファンはお友達と一緒に、突然ステージの反対側を向いて、ステージを背景にセルフィー~~。イギリスではライブへのスマホ持ち込みはOKなので、踊ったりステージに声援を送ったりする合間に、かなりの人が動画をとったり写真をとったり、今時の音楽ファンは忙しいのだ。(高野裕子)
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