Arcade Fire、ピュア・ハピネス

Arcade Fire、ピュア・ハピネス

『リフレクター』における挑戦、それはロックに対してなにも先入観のない人たちをいかに熱くさせられるかということだったわけだが、恐ろしいほどそれが実践されたステージだった。
ていうか、あれを観て心身熱くなれない人はいないだろう。
アーケイド・ファイアの魅力とは、自分たちがおかれた状況に対する冷酷なほどの批評性。
そして、それゆえに『リフレクター』に辿り着いたわけだが、そこで彼らがやったのは、あえてその批評性をなくすこと。
だからこそあそこまで開放的なグルーヴを鳴らせたんだと思う。
ホントに衝撃的なライヴであり、同時になにも考えないでひたすら躍り狂うことが許されるあまりにも至福のひとときだった。
まさに、新たなフジ伝説が生まれた瞬間だったんじゃないか?
ホントに言葉を失うほど感動的な、素晴らしいパフォーマンスだった。

ちなみに日本に合わせたカヴァー曲は"ライディーン"でした。
納得!(内田亮)
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