洋楽フェスと来日公演の未来を切り拓く「スーパーソニック2021」、まもなく! この先、何十年も語り継がれるモニュメンタルなフェスの成功を祈ろう
2021.09.07 16:00
いよいよ、「スーパーソニック2021」の開催が迫ってきた! コロナ禍の状況はなかなか予断を許さないが、主催するクリエイティブマンプロダクションは、なんとしても実現させるべく、全ての局面でぎりぎりの調整を続けている。そのラインアップは6月18日の第1弾発表以来どんどん充実し、今や、この夏の締めくくりとして日本列島に晴れやかな祝祭の彩りを広げてくれる頼もしい顔触れとなった。
世界に君臨する絶対的EDMキングとして美しき狂熱へ誘うゼッド、トロピカル・ハウスの開祖として極上のエクスタシーを約束するカイゴ。彼らを双璧としつつ、アラン・ウォーカー、スティーヴ・アオキ、ニッキー・ロメロ、R3HAB、クリーン・バンディット(DJセット)、フランク・ウォーカーら一騎当千のツワモノがひしめく。さらに、ロック系の強いエッジで楽しませるデジタリズムもいるし、ビリー・アイリッシュが幼少期に強い影響を受けたと公言するノルウェーの歌姫オーロラもいる。
そして邦楽アーティストでは、90年代から世界のフロントラインを闊歩するテクノ・マエストロ石野卓球をはじめ、Perfume、きゃりーぱみゅぱみゅ、SKY-HIといった先端ポップのビッグ・アクトが揃う。
クリエイティブマンの清水代表が本誌7月号で語ってくれたように、このフェスは、単に一つの切り離されたイベントではない。日本の洋楽プロモーターたちが足並みを揃え、今秋以降の洋楽フェス、そして洋楽アーティスト来日公演を盛り上げていくための突破口として位置づけ、互いに連携しながら実現に動いてきたフェスなのだ。
だから成功すれば、「2021年9月18日と19日、私はここにいた! ZOZOマリンスタジアムにいた!」と、この先何十年も誇らしく語れるモニュメンタルなフェスになるに違いない。洋楽ファンとしては自分の好きなジャンルやアーティストにこだわりを持つ人も多いだろうが、この際そんな好みはいったん棚上げにして、スーパーソニックという大いなる希望の灯が、「揺るぎなく輝かしい現実」になることを共に祈願しようではないか。( 茂木信介)
スーパーソニック2021の記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』10月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。