リアム・ギャラガーの新曲“エヴリシングズ・エレクトリック”がついにドロップされた!
2月8日にロンドンで開催された今年のBRIT Awards授賞式にヘリコプター(!)で乗りつけ、新曲初ライブを披露した姿をネットで観た日本のファンも多いのでは。アデルやエド・シーラン等のきらびやかなポップ系アクトが目立つ今年のBRIT授賞式で、あのリアムの「人々を奮い立たせる力」全開のR&Rパフォーマンスは無敵の存在感を放っていた。
「リアムの出番を朝から待ってたんだよ!」「R&Rの魔法が不在の今だからこそ俺達にはリアムが必要なんだ!」等々、興奮しまくったファンの声がSNSに殺到。過去2年も続いたコロナ禍のライブ欠乏症を瞬時に吹っ飛ばせる「声」の持ち主は現UKにおいてマジでリアムしかいないんじゃないか?
今回の新曲はあのデイヴ・グロールとの共作で、デイヴはドラムも叩いている。意外なコラボ相手だが、最近英ラジオ番組に登場したリアムによると「新作の録音を一旦終え、近所のパブで飲んでたらグレッグ・カースティン(前2作+今回の新作のプロデューサー)から電話があって、『デイヴからたった今新曲が届いたんだけど、アルバム用に録音する気はある?』って言うから、俺もすぐスタジオに戻って完成させた」という流れで実現したらしい。
この発言からも解るように、今回の新作はかなり奔放な状況や人選を積極的に活かす方針で制作したようだ。今回のソロ3作目『C’Mon You Know』については、昨年から「前2作と同じクラシックなR&R路線と、これまでとは違う作風の2枚のアルバムが同時進行中」との説があったが、最近のリアムによると「アルバムの8割が風変わりなサウンドになっている」らしい。
ソロとして復活後のリアムは2作連続で全英1位!→今夏はネブワース・メガ・ライブ×2日間を瞬殺で完売!とオアシス期に劣らぬ成功を収めノリにノリまくっている。新作の「冒険心」もそんな今の自分への自信から芽生えたのだろう。最新アルバムのリリースは5月27日予定、期待は更に膨らむ! (児島由紀子)
リアム・ギャラガーの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。