ジェフ・ベック@JCB ホール
2010.04.10 19:15
テレキャスを手にしただけで、そしてレスポールを手にしただけで、これだけ怒号のような歓声が起こるギタリストも彼ぐらいだろう。
イギリスでもクラプトンとのジョイント・ツアーを大成功させ、新作発表後すぐという絶好のタイミングで来日を果たしたジェフ・ベック。
単にギタリストとしての表現力が半端ではないということを超えて、ジェフ・ベックとストラトの間には、それこそ神話的とも言える関係性がある。だからこそ今でも最新作がオリコン・チャート9位を記録する熱狂的な支持を受けている。
前回の来日公演で話題をさらったベーシスト、タル嬢はバンドを離れていたが、その後を引き継いだロンダ・スミスと、ナラダ・マイケル・ウォルデン(!!)によるリズム隊は磐石。
最後、滑り止めのために手につける粉をステージに撒き散らしていたジェフは至って上機嫌だった。(古川)