アルバムの成功のおかげで、オリジナリティに満ち溢れた表現力に伴う知名度を獲得したゴティエ。
初っ端にステージ後方でパーカッションを叩くマルチ・プレイヤーな姿は一体どこにいるんだという感じだし、「日本にも、音声自動再生サービスがあるよね?」とか何とかフロアがどよめくぐらい日本語も堪能。そしてついでにイケメン。洋楽を聴き始めるきっかけ作りにも最高のアーティストだと思う。この場を借りて強くオススメいたします。
新作はファンクやレゲエに接近したポップな作風だったが、独特の情感を描き出すメロディも、どこかエキゾで不思議なフィーリングもしっかり伝えてくれる。ライブ初公開のナンバーも盛り込んでくれた。「みんなが初めてのオーディエンスだね」だって。
そのあとには出た、“サムバディ・ザット・アイ・ユースト・トゥ・ノウ”!「今日は残念ながらキンブラさん来られなかったから、みんなが代わりに歌ってくれる?」って、語学力アドバンテージがでかすぎ。(小池宏和)