対バン・ツアー及び5周年ツアーを経て、8月に東京で2日間に亙って敢行されたライヴ・レコーディングの成果。オーディエンスと共有する熱気と風通しの良さが、賑々しいハンド・クラップやシンガロングと共に収めら…
ドイツ出身のDJ/プロデューサーであるボーイズ・ノイズ、3作目となるフルAL。ジャーマン・テクノからの影響を多分に感じさせる、硬質な音の響きと絶妙なタイム感とで繰り出されるビートには、更に研ぎ澄まさ…
場の空気を読まず、会話の流れをいきなり肉体関係に寄せることで距離を縮めようとする人間は嫌いだが、ことクリープハイプに関しては例外なのである。というか、あの《セックスしよう》は、空気を読んでいないわけ…
R&Bの新星としてデビュー・アルバムをヒットさせ、その後はロックをベースにしたポップ路線へと大胆に乗り換えて自らのキャリアを開花させたピンク。サード以降もパフォーマー、ソングライターとして順調にステッ…
メジャーデビューシングルという意味合いはもちろんあるが、この『僕らは/気持ち悪りぃ』はミイラズが新たな表現の引き出しをいきなり何個も開け放ったという点で画期的な1枚である。“僕らは”は何よりも歌詞が…
哀しみや喜びが車窓を高速で過ぎ去っていくロードムーヴィーを連想させるアルバムだ。2年前のデビュー作『ラヴ・リメインズ』が好評だったハウ・トゥ・ドレス・ウェルはケルンとニューヨークを中心に活動するトム…
最っ高にかっこいい! 触れるものを金に変える童話の「金のガチョウ」みたいに、聴くものすべてをロックンロールに変える魔法――それがN'夙川BOYS、満を持してのメジャー1stアルバムだ。リンダとマーヤがバラバ…
一部の特殊な例外を除き、ポップ・ミュージックの重要なポイントは「楽しめる!」こと。ぼくなどは、そこにある種の「歪み」を求めてしまう。そんな意味でも現代最強の「ポップ・アーティスト」ミーカによるサード…
ゲイリー・ビッチェという人は、目の前にちゃぶ台があったらひっくり返さずにいられない性格なのだなあと思った。『僕は暗闇で迸る命、若さを叫ぶ』発表後のライヴの映像である。なるほど若さを叫んだ元気な演奏に…
あらゆる角度から「問題作」と呼びうる一枚である。ただし、そもそもミューズというバンドは問題作を積み重ねることで唯一無二のステージに上り詰めた存在なので、彼らが問題作を作ること自体には別に驚きはない。…
結成23年目、そしてオリジナルアルバムとしては通算14枚目となる今作。前作『チェスト!チェスト!チェスト!』は勢いあるアップナンバーがちりばめられライヴを意識して作られたことがわかる1枚だったが、『ハッ…
聴く前から良いアルバムが出来上がってくることは確信してた。ロングセラーとなった『サイ・ノー・モア』が素晴らしく、さらに延々と続くライヴも絶賛ばかりでストリート感覚満点の奴らをライヴがさらに磨き上げて…
来日公演が中止となってしまったのは残念だが、2年弱のインターバルでリリースされるこの新作を聴いて待ちたいところ。先行シングル群と連作風になっているアートワークは、どうやら「世界初の猫専用ヘッドフォン…
須藤寿の作る音楽にはどこか楽園的なトーンがある。バンドでギターを激しく鳴らしている時も、サイケデリックなグルーヴに乗っている時も、彼の歌声は気持ちよさそうにフワフワしていて、ユーモラスでさえある。言…
すでにUSではラジオなどで鬼ヘビロテ中だというシングル“セトル・ダウン”最大のメッセージは、結局「ノー・ダウトは不変です」だったと思う。そして『ロック・ステディ』から11 年を経てのカムバック作『プッ…
待望のニューアルバム『Geoglyph』の核には、KEIT(Vo・G)が生み出す歌がある。今作にもメロディ至上主義とでもいうべきマインドが常に寄り添うが、メロを大切にするといっても、それは「変わらない」ということ…
1997年に発表された『タイム・アウト・オブ・マインド』以来、届けられるオリジナル作品が常にロックンロールの原点に向き合う傑作となり続けているボブ・ディランの3年ぶりの新作。『モダン・タイムズ』以降定番…
絶好調! いつも難波ちゃんは素晴らしい。この疾走感、この爽快感。オーソドックスなバンド・スタイルのパンク・ロックに回帰してからの難波章浩のアルバムが出るたびに、その迷いのない吹っ切れ度に賞賛を惜しま…
グリーン・デイ大教典3部作とでも言えちゃうほど、彼らのロックンロールな軌跡が追える『ウノ!』『ドス!』『トレ!』。その第1弾となる『ウノ!』について、先月号のインタヴューで、彼らは意識的に原点回帰を…
夢の海外進出に向け、徳間ジャパンからユニバーサルミュージックへとレコード会社を移籍したPerfume。徳間から発表された今作は、世界へ向けた名刺代わりのコンピ盤だ。新曲はなく有名曲ばかりなのでベスト盤的な…
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