“きらきら星”などカバーを多く含んだ子ども向け作品『ベスト・キッズ』を一昨年に発表したものの、オリジナル・スタジオ・アルバムとしては5年ぶりの新作となる『オールウェイズ・トゥモロー』。NMEによると、…
2018年、Warpと契約してリリースされた『セイフ・イン・ザ・ハンズ・オブ・ラブ』は素晴らしかった。サイケ/ドローンをビート・ミュージック通過後の感性で再構築し、無国籍なメロディから情緒を立ち上らせる。…
ザ・ストロークスは昨年の大晦日、ブルックリンで年越しライブを行った。「2020年代が始まる。2010年代は休んでいた俺たちだけど、こうして戻ってきたんだ」とジュリアンはステージで語ったというが、7年ぶりの新…
昨年からツアーやフェスでも披露され、テレビのCMソングとしてもオンエアされていた“花束”の配信リリース。改めてフル尺で聴いて、最高にかっこいいバンドサウンドだと確信する。そしてやはり歌詞にグッとくる。…
モバイルゲーム『実況パワフルプロ野球』のタイアップソング第2弾として書き下ろされた“サンライズ”の印象を端的に言い表すならば、「爆発」「全開」「イケイケ」「ドッカーン!」といった勢いのいい言葉がしっ…
10年ぶりのPIZZA OF DEATH RECORDSのレーベルコンピというだけではなく、今の時代にコンピという形で発表するという意味でも、大きなメッセージを投げかける一枚。PIZZAから作品をリリースしているバンドはもちろ…
ストレイテナーの魅力といえば、優れた技巧と際立つ個性を持つ4人がぶつかり合い、笑い合い、楽曲やライブを生み出していくところにあったと思う。もちろん、その魅力は今も健在なのだが、最近は、「ストレイテナ…
8年ぶりに再生した東京事変の新音源は5曲入りのEPで、作曲はメンバーひとりにつき1曲ずつ担当。その五者五様っぷりがまず、聴いていてめちゃくちゃおもしろい。というのは、東京事変の事情で、じゃなくて、こっち…
2020年最初のシングルはダブルタイトルで、まず“春はゆく”が劇場版『Fate/stay night [Heaven’s Feel]Ⅲ.spring song』主題歌。作詞・作曲は同劇場版シリーズの音楽を手掛けている梶浦由記で、もちろんAimerと…
「絆で結ぶ20周年」をテーマに駆け抜けてきたアニバーサリーを締めくくるベスト盤。限定盤は、なんと3枚組30曲入りの大ボリューム。ファンからのリクエスト投票で選ばれたDisc1にはライブで外せないキラーチューン…
2年4ヶ月ぶりのフルアルバム。14曲のうち7曲はその間に発表されたシングル(配信含む)やミニアルバムのリード曲で、“レモンパイ”も“ブルーベリー・ナイツ”も“青春と一瞬”も……長くなるため省略するが、つ…
タイアップを「癒着」と表現しつつ、毎回、エンジョイしているヤバTならではの最新作。“泡 Our Music”は、シャンプーのCMソングであり、洗髪が心身に及ぼす爽やかな効果を描いていると同時に、ヘヴィなサウンド…
2月25日に新型コロナウイルス感染拡大を抑制するためにライブの中止を決定。その日のうちにチームが集まり、今回のアイディアを共有。レコーディングは福井公演を行うはずだった2月29日からスタート。そして3月12…
6thアルバム『MAGIC』を引っさげ、18都市、全35公演が行われた全国ツアーの、大阪城ホールでのステージをアンコールまで全曲収録した映像作品。とにかく“大不正解”での始まりから、“ARTIST”と続く流れで完全に…
結成の地である横浜アリーナで行われた「ANTI ANTI GENERATION TOUR 2019」追加公演最終日を収録。ツアーで初めて披露する曲“泣き出しそうだよ”をあいみょんを迎えて披露。ハイトーン気味の洋次郎の歌と、ロー気…
RPG風の趣向が凝らされた10周年記念特設サイトもおもしろいMAN WITH A MISSIONだが、本作はアニバーサリー企画リリースの第1弾となるカップリング曲&カバー曲集。これまでのアルバムに未収だった楽曲や、他アーテ…
生身の人間同士が思いを音に乗せてぶつけ合い、或いは思いを重ねるからこそ、ロックバンドは変化し続ける宿命を背負っている。本作は、[Alexandros]を知る人なら誰でも、少し複雑な心境を抱えたまま手に取らざるを…
英国アンビエント・ハウスの巨匠、アレックス・パターソン率いるジ・オーブの17枚目のアルバムである。前作までパートナーだったトーマス・フェルマンは今作には参加していないようだ。その代わり、前作『ノー・…
前作『シーズン・ハイ』から3年。一昨年にはEP『ラヴァー・チャンティング』もあったが、この間はフライング・ロータスやバッドバッドノットグッドとのコラボレーションが耳目を集めたリトル・ドラゴン。本作は通…
最近のヘヴィ・ローテ。これほどのアルバムを作ってくるとは、正直、思っていなかった。失礼しました! ノース・ロンドンの新鋭。3年ほど前から『Home Demo』と題したビジュアル・ミックステープを発表し、地元を…
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