スマホアプリと連動させた前代未聞の日本武道館ワンマンの衝撃も冷めやらないなか、amazarashiがリリースするニューシングル『さよならごっこ』。まずサウンドから言えば、これまでの重厚感のあるバンドサウンドだ…
デビュー15周年で10作目となる新作をバンドの頭文字から『F』と名づけた。このことからも、今の彼らの決意と自信が感じられる。「ウッ、ハッ」と掛け声が入る“LET’S GET IT ON”や祭り囃子のリズムが使われた“F…
2016年に見事な「復活」を果たしたクレイグ・デイヴィッド。2000年からスタートしたキャリアは、1stアルバム『ボーン・トゥ・ドゥ・イット』の世界的な成功で早くもそのピークを迎える。「キング・オブ・2ステッ…
昨年で20周年の名作『ディザーターズ・ソング』(のシングル群)を想起させるジャケが示唆するように、彼ら流のコズミックなアメリカーナが再始動している。とはいえ単純な再訪ではなく、カルトな60〜70年代のカ…
9月8日にソロデビュー15周年を迎えるKREVAが9ヶ月連続リリースを発表。その第一弾が、メジャーデビュー曲“音色”をバンドサウンドで録り直した“音色 ~2019 Ver.~”だ。もともとオリジナル音源はサンプラーで制…
もうベイルート名義のものは聴けないのかなとかってに思っていたのでこの新作は嬉しい。 衝撃だったファースト『グーラグ・オルケスタル』(06年)やブレイクスルーとなった『ザ・フライング・クラブ・カップ』…
元ワン・ダイレクションのゼイン・マリク、2年9ヶ月ぶりの2作目。『イカロス』、『フォールズ』という2部構成で、27曲(日本盤CDはボーナス・トラック2曲追加)入りCD2枚組という大作だ。2018年4月から継続的に先…
昨年10月、突然発表されたザ・ラカンターズの復活ニュース。びっくりしたのはもちろんだが、昨年の大傑作『ボーディング・ハウス・リーチ』でまったく錆びることのないフリーク・アウト魂を炸裂させてくれていた…
オープニングナンバー“開花”を聴いて思わず絶句した。もちろん超いい意味で。骨太かつ繊細なロックを貫くGRAPEVINEが、このようなアレンジで新作の幕をあけるとは、意外すぎるというものだ。しかも程よい緊張感…
現行のブラックミュージックが日本のポップスに多大な影響を及ぼしている昨今。とはいえ、こうした流れは何もここ数年で始まったことではなく、それこそ90年代の渋谷系、あるいは00年代以降に宇多田ヒカルや安室奈…
“ドラマツルギー”、“お気に召すまま”などの楽曲で叩き出した驚異の動画再生数も、インディーズチャート1位&iTunes2位を記録した前作『文化』も、今この時代を鳴らす次世代ポップアイコンとしてのEveの存在感…
12年半に及ぶソロワークのブランクをもリセットするかのように、シングル3作連続リリース&全国ツアーと2018年を激走してきたHYDE。ソロ再始動後4作目&2019年一発目のシングル曲“ZIPANG”では、YOSHIKI feat. HY…
ちょっと気が早いかもしれないけど、2010年代のポスト・EDMポップの軌跡を振り返った時、最も象徴的だったヒット曲は、ノルウェー出身のDJ/プロデューサー、アラン・ウォーカーの“フェイデッド”ではないかと思…
2018年内に10曲の配信シングルをリリースしたザ・チェインスモーカーズは、12月の“ホープ”と同時に10曲をコンパイルしたセカンドAL『シック・ボーイ』をリリースした。ドリューとアレックスは、自らにポップ・…
『全知全能』以来約1年3ヶ月ぶりのフルアルバムは、BPMの速いバンドアンサンブルに雫(Vo・G)の歌と鋭いギターリフが乗るバンドの核となる個性を生かししつつ、“ICHIDAIJI”、“ラディアン”、“ヒミツ”で見せ…
この9thアルバムにYUKIは「自分のための2回目のソロデビューのような、フレッシュなアルバムになりました」とコメントを寄せている。まず、これだけのキャリアを重ねながらも、「フレッシュ」という言葉が出てくる…
発売当日の1月16日、ベーシスト・Keiの訃報が飛び込んできた。心からご冥福をお祈りするとともに、未だ衝撃を整理できていない。昨年6月にはギタリスト・Sxunが脱退し、奇しくも、今作がふたりを含めた6人体制での…
昨年のフジロックに出演し、パンツ1丁になって大立ち回りを繰り広げるステージングで、会場のオーディエンスのみならず、WEB中継を自宅でボンヤリ観てたような人々(含む筆者)まで「なんだ、こいつら?!」と目ん…
今年でデビュー40周年を迎えるザ・スペシャルズの18年ぶりとなる新作。08年からライブ活動を続けている現在のバンド、つまり、テリー・ホール、リンヴァル・ゴールディング、ホレス・パンターらを中核にしたライ…
《ひとつに溶けてしまいましょ/憎しみも愛情もむしゃむしゃと/頬張ってしまいましょ/混沌の甘い甘い壺の中で》と妖艶かつ凄絶なイメージを繰り広げる、“花の唄”に次ぐ梶浦由記の詞曲&プロデュース楽曲“I be…
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