これ、です。この透き通った音色、男女ツイン・ボーカル、ドライブするギター、刻まれるビート、陰影のあるメロディ。北欧ポスト・ロック/エレクトロニカの黄金方程式を丹念に解き明かす、スウェーデン出身のデュ…
昨年9月に代官山UNITで初めて観たジョー・ボナマッサのライブは、そりゃあ凄まじいものだった。弾きまくるというよりも「間」でグルーヴを捉えるブルース・フィーリング。十代の頃から神童と噂されながら、天賦の…
元ラグワゴンのジョーイ/スナッフのダンカン/KEN YOKOYAMAという米英日のパンク・アイコンがせっかく勢揃いしているのに、爆音曲の1つもないなんて!と天を仰ぐ必要はまったくない。今作はむしろ、そんな爆音の…
09年2月に、米国のケーブルTVチャンネル・VH1の人気番組『ストーリーテラーズ』で放送されたライブ・パフォーマンスの模様を伝える作品。ストリングスを含めた生バンドによる豪華絢爛なパフォーマンスになっている…
やはりメロディの良いバンドは強い。前作から試みられていたメロディック・パンクの領域拡大は、この3rdアルバムにおいてさらに推し進められ、しかし体感スピードはむしろ飛躍的に向上している。冒頭2曲に見られる…
前作『PARADISE BLUE』は、スカパラがあえてオーセンティックなスカをテーマにするという、「スカ」を名乗ることの証明と啓蒙精神が改めて提示された力作だった。ステージ日程とリリース・ペースが共に尋常じゃな…
テレフォンズの新作は、なんとナカコープロデュース。80's色の強いエレクトロニック×ディスコは、テレフォンズの陰のあるニューウェーヴに、ナカコー特有の心地好い透明感と色気がミックスされ、すごく新鮮で良い…
横山健は勇敢だ。ポジティビティを前面に掲げ、パンク界に革命を起こしたハイスタ時代。アコースティックサウンドでパンクの概念をぶち破って見せた衝撃のソロ1stアルバム。そして武道館でのライブ――彼は常にシ…
愛っていうのは思想じゃなくて、もっと肉体的でシンプルなものだ。でも体なんていつか飽きるし飽きられる。飽きないのは、あたたかくて優しい二人の温度。その愛の温度を歌えるのは、この人しかいないんじゃないか…
忌野清志郎は多面的な才能を持つ人だった。カリスマ的なバンドマンであり、日本語ロックの文法を変えた詩人であり、80年代サブカルチャーを駆け抜けたトリックスターでもあった。そんな数ある才能の中で、シンガー…
なんと、難波章浩名義での初のフル・アルバムが発表される。ULTRA BRAiNやチベット/ダライ・ラマ支援の活動などが継続中かと思いきや、こういう新しいアクションになるとは驚きだ。ソロ名義ということはロッキン…
中田ヤスタカの音楽は獰猛だ。というのは、それこそフロアやフェス会場で暴れ回るcapsuleの鋭利なトラックに心酔した人や、Perfumeの極太ベース・サウンドにびびった人ならずとも周知の事実だろうと思うが、1年4ヵ…
《嫌いじゃないけど好きじゃない/あなたは綺麗過ぎるんだ あなたは完璧過ぎるんだ》(“ラヴとヘイト”)。……素直になれよ! と突っ込みを入れたくなる程ちょっぴりひねくれていて、親近感が湧く歌詞。それがキ…
極論すると、生身の人間味に溢れた、歌モノのロックンロール・アルバムだ。それをテナーがやると、こんなに斬新ですごくなる。新作が完成する度に「傑作」とか「さらなる進化」とか自他ともに語り語られるテナーだ…
エイフェックス・ツインが究極のブレイン・ミュージックなら、オウテカは究極のボディ・ミュージック。01年に発表された両者の新作に絡めて、ワープの両巨頭をそんな大雑把な形に選り分けした記憶がある。共通背景…
前作に収録されていたエンハンスト・トラックが、10年間というサイレンスのあとにようやく始まったかのように、トラック1がすんなりと耳に入ってくる。シャーデーに関しては、たとえ10年ぶりの新作でも「ブランク…
全18曲で、しかも3枚組。さぞかし大作かと思いきや、全然違った。むしろ前作のほうが重厚長大に感じられるほど、リラックスして聴ける。聞けば、とくにコンセプト・アルバムというわけではなく、曲が溜まったからこ…
正直、彼らの再結成は、かなり意外だった。2年前にスティーヴンに訊いたときは否定的な感じだったし、何よりペイヴメントというバンドは、そういったものから最も遠い存在だと思っていた。95年の『ワーウィ・ゾー…
世界初のカートゥン・バンドだかなんだか知らないが、なんでアニメでバンドをやる必要があるの?と思っていた人は多いはずだ。サイバースペースとゲーム産業とオタク文化とアバター、グローバリズムで世界にバラ撒…
それこそこの世界の暗黒の核心を見極めようとするようにヘヴィネスの奥底へ向けて鋭く斬り込んでいく速射砲リフと高速ビート! 混沌に混沌を塗り重ねた果てに一抹の希望を見出そうとする00年代型メタル/ヘヴィ・…
rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)は、ロッキング・オンが提供する音楽ニュースサイトです。 rockinon.comでは、邦楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』から、邦楽ディスク(CD/EP/DVD/ブルーレイ)の新譜レビューをお届けしています。