音楽には、作者が自分自身のために生み出し奏でるものもあるけれど、いわゆるポップミュージックとして世に出てくるものの大半は人と人との間に置かれるべく生み出され、奏でられるものだ。indigo la Endの2023年…
「旅」をテーマに制作された、7曲入りミニアルバム。《フロントガラス越しにディープに咲いたシティライト》(“midnight creative drive”)、《白い息で生まれたキャンバスに/描き続けてく夜の街》(“FEB”)…
「第1章【アダプト】“適応”」と「第2章【アプライ】“応用”」で構成されるプロジェクトの幕開けとなったオンラインライブ「SAKANAQUARIUM アダプト ONLINE」が映像作品化。サカナクションは常に新しい表現を見…
2022年というデビュー10周年イヤーを、ライブハウス、ホール、アリーナを巡るロングツアーで駆け抜けたMY FIRST STORY。さらに、そのファイナル・横浜アリーナ公演で、7年ぶりの47都道府県ツアーと、12ヶ月連続リ…
シリアスでありながら痛快。それぞれの個性かつ得意技が融合した、最強とも言うべき楽曲の誕生だ。インターネット発ソロアーティスト代表格の2名によるデジタルシングル。作詞作曲をsyudouが務め、編曲はポップス…
2022年10月、マカロニえんぴつは初の全国流通盤であるミニアルバム『アルデンテ』(2015年)の最後に収録されていた楽曲“あこがれ”を再録し、リリースした。 《どんなに頑張ったって あなたにはなれないけど 仕…
実力を伴う知名度の高さからすれば、ようやくと言ってもいいほど満を持したタイミングのデビューフルアルバム。YOASOBIのikuraとして活躍する前からシンガーソングライターとして活動を続け、近年は豪華コラボワー…
このところの宮本浩次のソロ活動がとても充実しているからこそ、エレファントカシマシの新作もとても待ち遠しかった。4年9ヶ月ぶり(!)となる新作シングル『yes. I. do』。もう文句なしに胸に沁みるロックンロー…
ヨルシカの最新配信シングル“アルジャーノン”。静かに穏やかに響くピアノサウンドとsuis(Vo)のどこまでもピュアな歌声とに思わず目を閉じて聴き入ってしまう。そのタイトルからダニエル・キイスの『アルジャー…
今年一発目の新曲“Enchant”は、まさに昨年夏の楽曲“BUG”がそうであったように、オーラルが明確にネクストフェーズへ突入したことを示す超攻撃型のロックナンバーだ。昨年10月の主催イベント「PARASITE DEJAVU…
本誌1月号の表紙巻頭インタビューを通して伝わってきたのは、「Adoになる」という自己実現のために青春を過ごし、二十歳を迎えて新たな覚悟を胸に抱きながら邁進する、ひとりの若者のリアルな生活感だった。特異な…
消えない痛みを鎮めるかのように、確かな体温を持って奏でられる3人のバンドアンサンブル。歌われるのは、弱さも、怒りも、決意も、あるいはそのすべてが混ざり合った混乱すら隠そうとしない、明け透けな言葉たち…
未発表の新曲を10曲やることを告知したうえで行った、そして10曲じゃなくて12曲やった、さらにアンコール3回で過去の曲も8曲演奏した、2021年11月4日の東京ガーデンシアターを映像作品化したのが、これ。1年後、そ…
昨年10月に配信された“空白の居場所”でKarin.は他者の存在が自らの喜びに直結していることを歌った。深い孤独の中で居場所を探していたところから、次なる場所に歩を進めたことがわかる楽曲だったわけだが、この…
既発の4曲に、アップリフティングなビートに乗せ歌われる自問自答を通じ喪失から立ち上がる様を描いたリリックが感動的な表題曲と、フォーキーなメロディに石若駿のピアノが絶妙に華を添える“Smile”が加わった6…
人の胸を打つ表現とは? この問いに対する回答は様々な形がありそうだが、「新しい視点を受け手に提示する表現」というのは、有効なもののひとつだろう。ヤバTも、まさしくそういうバンドだ。彼らの音楽の核にある…
Aimerにとって2023年初のフィジカルリリースとなる今作は、TVアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』のオープニングテーマ“escalate”を表題曲とする21stシングル。2016年の名バラード“tone”に続いて春尾ヨシダが作曲…
昨年6月の大阪城ホール公演の模様を収めた映像作品。2022年は、Saucy Dogにとってあまりにも大きな飛躍の年となった。もちろん、“シンデレラボーイ”の特大ヒットによる追い風は大きいが、あくまでも同曲は、既に…
自ら刻んだロックンロールのスリルとカオスと歓喜の最長不倒記録を、次の瞬間の新たなポップとロックのスタートラインとしてさらに激走していく――。そんなUNISON SQUARE GARDENのライブ最大の魅力が、かつてない…
The BONEZ/ストレイテナー/ACIDMAN/山嵐/PES/10-FEET/MAN WITH A MISSION/04 Limited Sazabys/BRAHMAN/MONGOL800/RED ORCA/ROTTENGRAFFTY/HEY-SMITHといった精鋭アーティストが集結していることもさる…
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