現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号にハルカミライ・橋本学が登場！かっこいいっていうのは大前提です。
だけど、かっこつけてないかっこよさっていうのが、まさに本物だなって思います
ハルカミライ――孤高にして俺達のヒーロー、橋本学の独白
インタビュー＝古河晋 撮影＝平間至
バンドって本当に不思議なもんだ。いろんなバンドの音楽を聴いて、ライブを観て、インタビューもしてきたけれど、本物のバンドであればあるほど、その輝きがどこから生まれるのか、何がメンバーを結びつけて、何がそいつらを未来に転がしているのかは正体不明。だけど抗えないくらい強烈な、バンドにしか生み出せない力は確かに存在している。ハルカミライのライブを観た瞬間「ああ、また本物に出会っちまった」と思った。
そして、あれよあれよという間に8888人集客の幕張メッセワンマン。でも、大事なのは数字じゃなくてそこで起きたことだ。ハルカミライのメンバーは、間違いなくバンドを通して「ひとり」の人間として強く孤独に立つ道を探し続けてる。「ひとり」が4つ集まって、仲間でしか鳴らせない音を鳴らすバンドという生命体として転がり、その輝きにたくさんの「ひとり」が衝き動かされた時、孤独は現実をぶっ飛ばす笑顔に変わる。最新アルバム『THE BAND STAR』はそのことをただひたすらソリッドに証明したアルバム。今こそ橋本学に、バンドで生きる「ひとり」として語ってもらう時が来たと思い、このインタビューをした。（古河晋）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2020年8月号より抜粋）
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『ROCKIN'ON JAPAN』2020年8月号
