Mステ出演のために生まれたもうひとつの新曲“ココロノナカ”が描くパンデミック後の世界とは?
文=小松香里
5月20日午前3時21分、野田洋次郎がTwitterで突如こんなことを呟いた。
「Mステのために最初に作っていた曲。
お蔵入りさせるのもなんか違う気がしてきた。発表しようか。」
先月号ではRADWIMPSが『ミュージックステーション』出演のために作った“新世界”について取り上げ、「世界中でウィルスの脅威と闘うすべての人に向けた」 “Light The Light”を歌う選択肢も、「何気ない幸せ」を歌った新曲“猫じゃらし”を歌う選択肢もあったはずだ、と。でも、RADWIMPSはタイトなスケジュールの中で、5月8日午後9時に歌うベストな曲として“新世界”を作った、と書いた。
RADWIMPSには、『Mステ』出演のために作っていた曲がもう1曲あったのだ。野田洋次郎の、届けたい/届けなければいけないという使命感のような気持ちには、心底感服してしまう。
5月23日午後9時25分、洋次郎が「例の曲。なるべく早く届けられるように今仕上げています。今夜か、明日かな」と呟いたわずか1時間後、1分強の動画と、Instagramでは以下の洋次郎のメッセージが公開された。(以下、本誌記事に続く)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年8月号より抜粋)
掲載号の購入はこちらから