国によって環境がまったく違う。温度も、湿度も、床の感じも、お客さんの反応も音も全部違う1本1本のライブの経験によってメンタルが強くなっている自信はあります(SU-METAL)
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』2月号別冊にBABYMETALが登場!この音楽が好きなんです。なくしちゃいけない、世界遺産みたいな感覚が私たちの中にある(MOAMETAL)
BABYMETAL 炎の十年戦記
SU-METAL×MOAMETAL――6つの転機を語る
インタビュー=古河晋 撮影=宮脇進(PROGRESS-M)
正直、かつてはBABYMETALの本質にこのROCKIN'ON JAPANのインタビューのスタイルで切り込むのは難しいのではないかと思っていた。それはあまりにも、その音楽そのものが画期的な発明であり、本人たちでさえもそれを言葉で説明するのは難しいのではないかと勝手に思い込んでいたのだ。しかし、それははっきりと間違いだった。BABYMETALは、まさにこのROCKIN'ON JAPANでその音楽に貫かれている精神性、そしてそれをステージに立って体現し続けている自分たちの物語を語るに相応しい、この国を代表するロックアスリートだと今は断言できる。結成から10年、ベストアルバム『10 BABYMETAL YEARS』を世に放つ今こそ、それを証明する決定的インタビューを「BABYMETAL十年読本」として形にしたいと思った。その誕生から未来まで、未だに「最新のライブが最強」を更新し続ける、メタルのハートを宿命として持っているとしか思えないBABYMETALの軌跡をここに威風堂々、届けたいと思う。(古河晋)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年2月号より抜粋)