現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』2月号に宮本浩次が登場!1位になって、シンガーとしての自分にポテンシャルがあるってことが証明されたっていうのは、ほんとに嬉しい
ついに、人生初の1位を獲得。カバーアルバム『ROMANCE』でさらなるブレイクを果たした宮本、次なる行方は?
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=Maciej Kucia
エレファントカシマシとしてデビューしてから32年、そこからソロ・宮本浩次として2年──その長いキャリアの中で初めて、ついに、最新カバーアルバム『ROMANCE』が見事に週間アルバムチャートの1位に輝いた。初めての1位というのはむしろ意外な気がするが、23年前の“今宵の月のように”が収録された『明日に向かって走れ‐月夜の歌‐』でも最高で2位だったから、まぎれもなく今回が初めてのナンバー1なのだ。
人生初のアルバムチャートの1位に宮本は本当に喜んでいる。でもそれ以上に、コロナでできなくなってしまった全国ツアーをやることに、そして次はオリジナルアルバムで1位を獲ることに希望を輝かせ、闘志を燃やしている。
そういう不屈の精神と超前向きな姿勢があってこそ、もともと持っている巨大な才能を30年以上も一瞬も止まることなくフル回転させてここまで走り続けて、そして何度目かの大きな花をまた咲かせるのだと思う。宮本はまだまだ、次へ行こうとしている。
そんな宮本浩次の単行本を出そうと思う。
まだ書名も値段も決まっていないが、制作作業はもう始めている。
ソロ・宮本浩次が始まる前夜から『ROMANCE』が1位に輝いた現在まで、宮本が『JAPAN』と『CUT』に残したインタビューと写真、そして新たなフォトセッションを加えた少し大判サイズの本を想定している。
2021年春発売予定なので、ファンの方は楽しみにしててください。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年2月号より抜粋)