【JAPAN最新号】[Alexandros] ――4人の10年、ロマンと革命の10曲。全員で語る10年のすべて、そして庄村聡泰ラストインタビューで送る決定版総力特集!

【JAPAN最新号】[Alexandros] ――4人の10年、ロマンと革命の10曲。全員で語る10年のすべて、そして庄村聡泰ラストインタビューで送る決定版総力特集!

オギャアと生まれた瞬間からこういうふうになることは、運命として決まっていたのか。だとしたら俺はその運命にすごく感謝したい(庄村)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』2月号表紙巻頭に[Alexandros]が登場!

4人の10年、ロマンと革命の10曲
4人で語る10年のすべて、そして庄村聡泰ラストインタビューで送る決定版総力特集!

インタビュー=小栁大輔 撮影=アミタマリ


2020年1月20日から始まった[Alexandros]10周年の1年間が終わろうとしている。
[Alexandros]の10年。それはいつも、逆風の中を突き進んでいくような、戦いの歴史だった。

彼らがデビューを果たしたあの頃、[Alexandros]のようなバンドはいなかった。
UKロックに由来するシャープで硬質なロックを迷いなく鳴らし、シーンに登場してきた4人。
巨大なビジョンを掲げ、日本のロックシーンの流行になど脇目も振らず、自らの野望と世界のスタンダードだけを見据え、ただファイティングポーズを取り続けるような、あまりに潔いスタンス。当たり前のように英語で歌い、マーケットに媚びることなく、4人は、4人が描いた覇道だけを突き進んできた。

デビューにこぎつけたのは、川上洋平が27歳の時だった。消して早くはないデビューだった。宿命の代表曲“ワタリドリ”が生まれたのはそれから5年後。そして、この曲もまた、リリースされた直後ではなく、それから数年を費やしながら、今、みながよく知るあの“ワタリドリ”へと成長していったのである。
[Alexandros]は、すでにあった道を進むのでも、不意の幸運をただ待っていたわけでもなく、この世界に自らを見つけさせ、そのロックバンドとしての正しさに気づかせてきた。そんな終わりなき戦いのような10年間が、ただ栄光の時代だったーーなどということはない。

そんな中で、彼らの大きな、他のバンドが容易には手にすることのできない無二の武器になっていったもの。それをひとつ挙げるとするなら、それはやはり、リズムだったのではないか。ステージを跳ね回り、バンドに羽を与えるような、あの躍動するリズム。そして、4人の戦闘モードがひとつの塊になって生まれる巨大なビート。サトヤスがバンドに持ち込んだ自由なリズムは、大げさでなく、[Alexandros]というバンドに大きな羽を与えたのだと思う。“ワタリドリ”や“Starrrrrrr”を生み、[Alexandros]はそのリズムとビートの上で、たくさんの革命を成し遂げてきた。

そんな、4人が過ごした最初の10年が終わり、また新たな10年が始まろうとしている。
愛すべき3人と1人が、それぞれの道を往こうとしている今、JAPANは4人表紙で、その道にエールを送りたいと思う。傷だらけだったはずの10年の歩みを、少しも湿っぽくならず、カラッと語る4人を見て、このバンドはやっぱり最高だなと思った。10年前、この最高のバンドにちゃんと出会うことができて本当によかったなと思った。全44ページ。渾身の特集を作りました。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年2月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】[Alexandros] ――4人の10年、ロマンと革命の10曲。全員で語る10年のすべて、そして庄村聡泰ラストインタビューで送る決定版総力特集! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2021年2月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2021年2月号

  • 【JAPAN最新号】[Alexandros] ――4人の10年、ロマンと革命の10曲。全員で語る10年のすべて、そして庄村聡泰ラストインタビューで送る決定版総力特集! - 別冊 BABYMETAL十年読本

    別冊 BABYMETAL十年読本

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