現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号にKEYTALKが登場!ウズウズしてる感じですよね。早くみんなでドンチャン騒ぎしたいねって(義勝)
KEYTALK GET ACTION AGAIN!
極上ポップソングの集大成、新作『ACTION!』に込めた4人の意志に迫る!
インタビュー=小川智宏 撮影=YAMA 山添雄彦
約2年ぶり、ひとことで言えばこれぞKEYTALK、待ってました!というアルバムだ。『ACTION!』というタイトルもなんだかとても潔いし、中身はそれ以上にストレート。1曲目の“宴はヨイヨイ恋しぐれ”からアッパーに踊らせるKEYTALKが全開になり、武正のギターと八木のドラムと巨匠と義勝のメロディと歌、つまりKEYTALKのエッセンスがとてつもない純度と濃度で展開する。コロナでライブができないという時期が長く続いて、幕張メッセや代々木体育館での大規模なワンマンも吹っ飛んでしまって、どんな気分でここまで進んできたんだろうとちょっと心配しているところもあったのだが、このアルバムを聴けば、むしろこの1年半くらいの期間の中で、彼らがますます揺るぎないものを手にしたのだということがはっきりとわかる。終盤のしっとりとした展開も含めて、今のKEYTALKの等身大を余すところなく注ぎ込んだ傑作。そしてその等身大は、やっぱり最強で最高なのだ。(小川智宏)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年10月号より抜粋)