【JAPAN最新号】桑田佳祐、究極の6曲『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を語る――2021年夏、なぜ自身初の「EP」を届けることにしたのか?

【JAPAN最新号】桑田佳祐、究極の6曲『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を語る――2021年夏、なぜ自身初の「EP」を届けることにしたのか?

和食とか和ものにやっぱり帰ろうとしている。もちろん年齢があったりして。
そこに夢もあるけど、自分に対しての諦めもあったりとかね

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』10月号表紙巻頭に桑田佳祐が登場!

究極の6曲『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を語る
――2021年夏、桑田佳祐はなぜ自身初の「EP」を届けることにしたのか?
インタビュー=渋谷陽一 撮影=YAMA 山添雄彦


6曲を聴き終えたあとの満足感と充実感がすごい。ある意味、10曲以上収録されているアルバムより満足感がある。それは1曲1曲が素晴らしいからという単純な話ではないすごさが、この6曲入りEPにはあるからだ。その理由がアルバムタイトル『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』に表現されている。これは桑田佳祐が理想とする日本人の食事のメニューである。このメニューのすごさは、何が好きで何が嫌いといったレベルを超えた究極感というか定番感があるところだ。もはや日本人のDNAがそのまま食事という形になっているといっていいかもしれない。このメニューの食事を食べたあとの満足感、充実感は、いわゆるオイシイご飯を食べたというレベルとは違うものだ。まさに食べるべきものをしっかり食べた安心感、生き物として正しい生命活動を行った充実感といったものである。この日本食6点メニューは、食事としての洗練度において、そのレベルに到達している。

今回のEPに収められた6曲は、その究極の日本食6点セットに相当するものだ。どれもエモーショナルで美しいメロディを持ち、わかり易く、でも深い歌詞で書かれたポップソングばかりだ。これまでのソロアルバムにあった、けれん味や、趣味性といったものは表に出て来ていない。

なんで桑田佳祐は、こんな究極の日本食のようなEPを作ることができたのか。
その核心に迫るインタビューだ。(渋谷陽一)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年10月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】桑田佳祐、究極の6曲『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を語る――2021年夏、なぜ自身初の「EP」を届けることにしたのか?  - 『ROCKIN’ON JAPAN』2021年10月号

    『ROCKIN’ON JAPAN』2021年10月号

  • 【JAPAN最新号】桑田佳祐、究極の6曲『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』を語る――2021年夏、なぜ自身初の「EP」を届けることにしたのか?  - 別冊 平手友梨奈

    別冊 平手友梨奈

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