【JAPAN最新号】坂本真綾、今残したかった「記憶」、そして生まれた11枚目のマスターピース『記憶の図書館』を語る

【JAPAN最新号】坂本真綾、今残したかった「記憶」、そして生まれた11枚目のマスターピース『記憶の図書館』を語る

結局その人の「我」の部分を感じた時にほっとするというか。
長く歌ってる人にはみんなそういうところを感じたりして。
だからポップに見せなきゃとか、そういうことはもういいのかなあと

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号に坂本真綾が登場!

今残したかった「記憶」、そして生まれた11枚目のマスターピース『記憶の図書館』を語る

インタビュー=小栁大輔 撮影=山﨑泰治


タイトルの通り、坂本真綾11枚目のオリジナルアルバムは「記憶」を巡るひとつの物語がテーマになっている。だが、インタビューの中でひとつの結論として語られているが、このアルバムで「記憶」という概念を通して綴られているのは、「自分」であり、「自分とはどのように、どの道を、いかなる価値観において選び歩き、生きてきたのか」という本質そのものでもある。上質極まる音楽的な思索を、名うてのミュージシャンたちとともに重ねることで生まれた12曲。この12曲の、彩り豊かな旅をトリガーにして思い浮かぶのは、坂本真綾の感性の軌跡がひとつ。そして、ひとりのリスナーとしての自分自身の、音楽嗜好、そのあり方の形である。なぜ今、自分はこの音楽に心を震わせ、坂本真綾の声、言葉、音を求めてきたのか。リスナーとしてのその歩みの記憶を、この12曲は穏やかに教えてくれる。

『記憶の図書館』は、坂本の言葉を借りるならば、「2回目の二十歳」が込められた作品であり、自分という存在の核に向き合い、自身の輪郭を迷いなく綴った「価値観」のアルバムだと思う。27年のキャリアにふさわしい、素晴らしいアルバムだと思った。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年7月号より抜粋)


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