【JAPAN最新号】BUMP OF CHICKEN、「ここにいるよ」「そこにいてくれ」――願いが音となり、声となり、交わされた夜。「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」広島サンプラザホール公演を観た!

【JAPAN最新号】BUMP OF CHICKEN、「ここにいるよ」「そこにいてくれ」――願いが音となり、声となり、交わされた夜。「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」広島サンプラザホール公演を観た!
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号に「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」広島サンプラザホール公演のレポートを掲載!

「ここにいるよ」「そこにいてくれ」
――願いが音となり、声となり、交わされた夜。
「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」広島サンプラザホール公演を観た!

文=天野史彬 撮影=太田好治


5月2日、広島サンプラザホール。
開演時間が来て、聴き覚えのあるキラキラと輝くようなメロディのオープニングSEが流れ、青色の照明が会場を照らす。まずは升秀夫(Dr)がメインステージに登場した……かと思いきや、彼はそのまま花道を歩いて、会場中央に設置されたサブのセンターステージにやってくる。SEに合わせて手拍子する観客たちから、ざわめきと歓声が上がる。増川弘明(G)、直井由文(B)が、それぞれ順番に升に続く。最後に、藤原基央(Vo・G)が花道を歩いてくる。彼は歩きながら手を耳に当てて、観客たちの声に耳をすませるような仕草をする。センターステージにBUMP OF CHICKENの4人が揃う。大歓声に包まれながら、4人全員が、拳を天に掲げた。

今年2月の東京・有明アリーナ公演から幕を開けたアリーナツアー「BUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be there」。1曲目から小さなセンターステージで、観客に囲まれるような形で演奏を始めるというこのツアーの演出は、あまりに素晴らしいものだった。BUMPの4人の間に流れる親密で尊い関係性、そして、BUMPの音楽と私たちの間に流れる親密で尊い関係性。それらが、とてもダイレクトに伝わってくる。この関係性を言葉にすることは難しいが、それは友達のように温かくて、暗闇の中で見つけた灯台の光のように心強いものだ。私は2月11日、彼らの結成記念日に開催されたツアー初日も観ることができたが、あの日は確か、4人が揃った時に拳を掲げたのは藤原ひとりだった。しかしこの日、再び彼らのライブを目撃することができた広島サンプラザホールで、彼らは4人全員で拳を掲げた。それは、とても美しくて神聖な光景だった。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2023年7月号より抜粋)


ご購入はこちら
他ラインナップはこちら
JAPAN最新号、本日発売!BiSH/別冊 JAPAN JAM 2023/BUMP OF CHICKEN/ONE OK ROCK/sumika/Saucy Dog/マカロニえんぴつ/YOASOBI
5月30日(火)に発売する『ROCKIN’ON JAPAN』7月号の表紙とラインナップを公開しました。今月号の表紙巻頭は、BiSHです。 ●BiSH BiSHが起こした革命に迫る3時間インタビュー、そして6人で交わす最後のレターズまで――永久保存の全40ページ、最後の表紙巻頭特集! …
JAPAN最新号、本日発売!BiSH/別冊 JAPAN JAM 2023/BUMP OF CHICKEN/ONE OK ROCK/sumika/Saucy Dog/マカロニえんぴつ/YOASOBI - 『ROCKIN'ON JAPAN』 2023年7月号
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする