Arcade Fireにマイアミでインタビューした。来日の可能性についても訊いた

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ブルックリンで”シークレット・ギグ”をしたばかりのArcade Fireですが、その後マイアミでもライブを行い、さらに各国からジャーナリストを集めての取材がありました。

マイアミのライブが行われたのは、ハイチのカルチャーセンターで、取材が行われたのも、ウィン・バトラーがお気に入りというハイチ・レストラン。「どうせ(笑)インタビューするなら、ホテルやオフィスで缶詰になって、げっそりうつむきながらやるよりも、滅多にみんなが来れないような場所で、僕もこうやってお気に入りのお酒を飲みながらやるほうが良いと思ったから。これも人生の一部なんだから、楽しまないと!」という素敵な配慮により、今回マイアミに行くことができました。

ハイチへの拘りについては、すでにみなさんご存知と思いますが、ウィンの奥さんでメンバーのレジーナのご両親がハイチからの移民であること。バンドは、ハイチの震災後チャリティ活動をいまだに熱心に行っており、今回のアルバム『リフレクター』で新たなビートが加わったのは、ハイチへチャリティ・ライブに行ったのがきっかけ。ビートルズもローリング・ストーンズも聴いたことのない人の前で、何を演奏したらいいのかを考えた時に、繋がり合えるのは、ビートしかないと思ったのがすべての始まり。今回のツアーにも、ハイチのパーカッショニストが参加しています。

取材の前に行われたライブにおいても、「ハイチがなかったら、このアルバムはできていなかった!」とコメントしていました。

しかし、おかげでインスピレーションが沸いてしまい、バンドは、本当は来るはずだったのに来日公演を止めて、制作活動に入ってしまったのですが……。

というわけで、今度は本当に来てくれるんでしょうね?とウィンに訊いたら、「行くよ!」と笑顔で言ってくれました。本当でしょうね?としつこく訊いたら、「90%は行く!」と。10%下がってしまったのですが(笑)。また前回日本に行った時は田舎のほうまで旅行して本当に日本が大好きだったと言っていたリッチー(写真左)に訊いたら、「だから絶対行くって言ったじゃん!」と言っていました(笑)。

前回の来日公演は、バンドにとっても日本の観客の盛り上がりが素晴らしくて世界ツアーの中でも最高の思い出として残っているということ。しかし、『ネオン・バイブル』以来、『ザ・サバーブス』においては、すでに世界のフェスで大トリを飾るほどのライブ・バンドに成長してしまったし、最新作『リフレクター』においては、そのすべてを飲み込んだ大エモーショナルダンスパーティと化しているので、ここで見逃したらもう何がなんだか……。もちろんメンバーは「来る!」と言ってくれていますが、何がどうなるのか決定して、発表されるまで分かりませんので……。静かに祈りましょう。どうか来日してくれますように。

バンドの最新作。聴けば聴く程好きになる最新作。大野心作にして傑作『リフレクター』の全曲ストリーミングはこちら。全曲歌詞付き。映像は、新作とも深い関係のあるウィン・バトラーが大好きな映画『黒いオルフェ』からです。

写真2枚目は、ライブ会場に置いてあったThe Reflektorsの記念写真撮り場。偶然ウィンが通りかかって、そこにいたファンと一緒に写真撮っていました。ファンの皆さんラッキーです!
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