amazarashi「世界分岐二◯一六」ツアーファイナル@中野サンプラザに痺れる

amazarashi「世界分岐二◯一六」ツアーファイナル@中野サンプラザに痺れる

すごい体験だった。amazarashiのライヴがこれまで突きつけてきた、人間の真実を撃ち抜くスリリングな覚醒感と、禁忌に触れる背徳感が、音楽を越えた凄絶なアートとして過去最高レベルに極まっていた。

最新アルバム『世界収束二一一六』を携えてのツアー「世界分岐二◯一六」のファイナル、中野サンプラザのワンマン公演。人類最後のひとりの命が尽きる図を完膚なきまでに理路整然と描く中で、それでも「人生は美しい」と力の限りに絶唱する秋田ひろむの切実な想いが、刻一刻と胸に迫ってくる、渾身のアクトだった。

「アルバムは『世界よ終われ』と思って作ったんですけど……全国行ってライヴして、キレイなものをいっぱいもらったんで。また青森に帰って、形にしたいと思います」

秋田はそんな言葉で万感の想いを語っていた。ライヴレポートは近日UP予定。乞うご期待!(高橋智樹)
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