まさに歌の神秘とバンドマジックだけでできているような音の理想郷。アルバム『心の中の色紙』を携えてのワンマンツアーのファイナル、もう最高だった。

『心の中の色紙』全曲を含むトータル20曲を風のようにしなやかに、しかし圧倒的なヴァイタリティをもって響かせていったAL。小山田＆長澤というWシンガーソングライターの存在感はもちろんのこと、時にアンサンブルを重ね合わせ、時に極上のコーラスワークを編み上げ…といった4人の佇まいそのものが、濃密なヴァイブをもってフロアを歓喜の果てへと導いていたのが印象的だった。

小山田が長澤とともに歌詞を博多弁にアレンジして歌って観客を沸かせてみせたり、舞台上も終始開放感に包まれていたこの日のアクト。詳細は追ってレポートしますのでしばしお待ちを。

ちなみに、小山田が何度も「マッドシティ東京！」と呼びかけていたので、写真はBLITZの外観をなるべくマッドシティっぽく撮ってみました。（高橋智樹）