現在発売中のロッキング・オン4月号では、ディープ・パープルのインタビューを掲載!
以下、本インタビューのリード文より。
「俺は『マシン・ヘッド』は『イン・ロック』以来一番出来の良いアルバムだと思ってるんだが、それ以降、俺たちの曲の書き方ではにっちもさっちも行かないと感じるようになっていた」
ディープ・パープルの『マシン・ヘッド』がハード・ロックを象徴する作品のひとつであることは疑う余地もない。個性的で技量の高い音楽家たちがぶつかり合うことでしか生まれ得ないスリルとエキサイトメントがそこには詰まっている。そして彼らが教えてくれたことのひとつに、そうしたバンドの成り立ちの危険さというものがある。だからこそディープ・パープルは、人事異動の多いバンドの代名詞にもなった。
1973年のリッチー・ブラックモアは、このバンドの誕生、進化の過程、メンバー間の人間模様について包み隠すことなく語っている。しかも完全無欠のラインナップだったはずの第二期が既に終焉を迎えつつあることを匂わせながら、取材者の好奇心を刺激するような物言いで。
実際、『マシン・ヘッド』に伴う活動を経たのち、メンバーのうち2人がこのバンドを離れている。今回発掘されたこのインタビューは、その理由を浮き彫りにするのみならず、ディープ・パープルが現在も暖簾を守り続けられている理由のひとつがリッチー自身の不在であることも結果的に伝えている。半世紀前の刺激的現実が、ここにある。(増田勇一)
ディープ・パープルの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。