高橋源一郎、谷崎潤一郎賞を受賞

高橋源一郎、谷崎潤一郎賞を受賞

というのは、8月末にニュースになりましたが、その贈呈式・祝賀会が、
昨日(10月19日金曜日)だったので、おじゃましてきました。

今年4月に刊行した「さよならクリストファー・ロビン」で、
平成24年度の谷崎潤一郎賞を受賞。
高橋さん、数年前から、いやもっと前からかな、もうすっかり、
賞をもらう側ではなくあげる側、という印象があったもんで、
最初にきいたとき、「え? 谷崎賞? とってなかったっけ?」とか、
マヌケなことを思ってしまいました。

会場は東京駅そば、大手町のパレスホテル。
谷崎賞と、2006年から始まった中央公論文芸賞のパーティー。
中央公論文芸賞のほうは、東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』でした。
この方も、もはや、賞をもらうというよりもあげる側ですよね、
どっちかというと。
今年はそういう年だったのか。
とか思っていたら、スピーチでまさに「最近はあげる側だったので
すごく新鮮です」みたいなことをおっしゃってました、東野さん。

上は、受賞のスピーチをする高橋さん。
高橋さんの作品でおなじみの、ふたりの息子さんもいらしてました。
そのふたりからの影響もあって、最近、小説を書き始めた頃の、
初心に返ることができている、というようなお話をされてました。

会場には、SIGHTの大人気対談連載の相棒、内田樹さんの姿も。
今東京にいるのか、神戸にいるのか、twitterを追っていれば
すべてわかるのが内田さんですが、「今日これからは?」と
うかがったら「神戸に帰るの」というお返事でした。

とにかく、ものすごい人で、大変な熱気でした。
リキッドルーム、いやO-EASTでも満員のレベルかも。
なぜライヴハウスでたとえる、俺。

「さよならクリストファー・ロビン」、傑作です。
新潮社より発売中。ぜひ。(兵庫慎司)
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