結成25周年を記念して2017年4月に東京ドームで行われたライブ映像。SF仕立ての設定で始まる3時間近くにも及ぶ絢爛豪華なライブ絵巻。ステージの背面一杯に展開される映像のスケール感に圧倒される。巨大スタジアム…
冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』でも語られていたが、関ジャニ∞はジャニーズにしてはラブソングが少ない。そのことは、新しいベスト『GR8EST』にも表れている。今作は2012年から昨年までにリリースされたシングル…
熱い躍動感と瑞々しいメロディを融合させることに長けているこのバンドが醸し出す空気感は、生命力に満ち溢れている季節なのに、どことなく胸がキュンキュンする瞬間も度々訪れる夏のイメージに近い。花言葉が「追…
チャーチズ 『ラヴ・イズ・デッド』 5月25日発売 チャーチズの2年8ヶ月ぶりの3作目がリリースされた。『ラヴ・イズ・デッド』と題された内容は、間違いなくチャーチズ史上最高レベルのポップ・アルバムとなって…
この爽快さ、テンポ感。go!go!vanillasがひとつ殻を破ったようなハンパないふりきれ具合が清々しい“SUMMER BREEZE”。そして元来持っているポップ感を増幅させながらミドルテンポの心躍るロックンロールを聴かせ…
結成20周年、メジャーデビュー15周年を迎えたアニバーサリーイヤーにリリースする10枚目のアルバム『Future Soundtrack』は、進化を続けるストレイテナーというバンドの今が刻まれた。肩肘を張ることなくとてもし…
椎名林檎のデビュー20周年を祝したトリビュートアルバム。参加アーティストの名前を追うだけでも心が躍る。宇多田ヒカル&小袋成彬、レキシ、三浦大知、RHYMESTER、松たか子、さらにはMIKAまで、それだけで期待値…
それこそアカデミー助演男優賞受賞に『ブレードランナー2049』出演に……といったキーパーソン=ジャレッド・レトの俳優としての大活躍を考えれば、前作『ラヴ・ラスト・フェイス・アンド・ドリームス』から5年で…
15年の1stでブリット賞の批評家賞に輝き、グラミー賞でも3部門で最終候補にまで残ったジェイムス・ベイの新作。前作が粒の揃った楽曲集だったのに対して、今回はロック的なエッジを明確に打ち出した内容になって…
アッシュの長年のファンの人たちに注釈無し&文句無しでレコメンできる、アッシュのアッシュらしさがぎゅっと詰め込まれたエッセンシャルな新作が到着した。ここで言うアッシュらしさとはつまり、デビュー当時の…
待ちに待ったセカンド。左利きってだけで、やたら引き合いに出すのはよくないと思うが、去年はカート・ヴァイルとコンビを組んで偶然にせよカート&コートニーになったり、本作からの先行シングル“ネームレス、…
アルバム『Fantôme』収録の“ともだち”でボーカル共演した宇多田ヒカルをして「この人の声を世に送り出す手助けをしなきゃいけない」と言わしめた小袋成彬のデビューアルバム。《雨の渋谷に会話はいらない/言葉…
ジェイムス・ベイ 『エレクトリック・ライト』 5月18日発売 肩にかかるストレートのロング・ヘアに黒のつば広ハットを被り、細身のブラックデニムや細身のブラックスーツを身にまとってコブシの効いたソウルフル…
DADARAYの楽曲制作にジェニーハイ、ichikoroと次々に手掛けてきた新プロジェクトを通して、そのポップでエクスペリメンタルな創造性を形にしながら、己の音楽世界を驚くべきスピードで研磨し鍛え続けている川谷絵…
2014年、念願の武道館公演終了後「新人デビュー」したSPECIAL OTHERS ACOUSTICが約3年半ぶりに活動再開。本体SPECIAL OTHERSは、昨年1年間メジャーデビュー10周年として精力的に動いていたところ。どうやらバンド…
前衛的とされる複雑極まりない構造の曲よりも、たくさんの人の明るい大合唱を誘っているポピュラーミュージックの方が過激で先鋭的なのでは? そんなことを感じたことはないだろうか。「キャッチー」は「大衆に迎…
「まだまだ行くぞお前らー!」。Taka(Vo)がさいたまスーパーアリーナで放ったその言葉は、何気ないひとつの煽り文句である以上に、ものすごく重大な意味を帯びている。それは『Ambitions』というアルバムと、32…
『関ジャム』で蔦谷好位置が“Tell Me Baby”を褒め、番組でバンドが関ジャニ∞とともに同曲を演奏したことから注目度が高まったOfficial髭男dism。今度は月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌に抜擢され、…
イーノの絶え間ないサウンド+ビジョン+テクノロジーの探険――の広大な活動領域のひとつ――を「インスタレーション」をテーマに回顧する6枚組。時間と空間のアート=体験する機会が限られているものを俯瞰する…
久しぶりにこれだけロック的にゴージャスなアルバムを聴いた気がする。研ぎ澄まされた美学が美メロをナチュラルに呼び出し、広角に解放されたイマジネイションが端正な言葉を拾い集めアークティック・モンキーズ…
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