普通に生活していても感情が揺さぶられて吠えたくなるような瞬間はいっぱいあるのに、悲しいかな人間は社会生活において思いのまま自由に叫び出すことなんてなかなか出来ない。でも、だからこそ誰かが腹の底から吠…
日常に溢れるどうでもいいニュースやたわいもない出来事、生活の中の我慢や諦念の裏に渦巻く微細な感情。それに巻き込まれていくことに時に嫌気がさしつつも、思考回路がショートしそうな日々では流されていくこと…
現在の6人編成になってからは初めて、バンドとしては3年ぶりのサードフルアルバム。のちに「青春期」と自ら称することになる、初期衝動を赤裸々に詰め込んだファースト。「死」の前にこそある「生」を精一杯愛した…
スリーピースバンド・サイダーガールの初の全国流通盤。知(G)、フジムラ(B)はVOCALOIDプロデューサーとして、Yurin(Vo・G)は歌い手として、動画投稿サイトにてそれぞれ個人活動を行ってきたが、2014年春、知…
渡辺大知が出演したNHK朝ドラ『まれ』の劇中で活躍していたバンド「little voice」名義でのリリースはあったものの、黒猫チェルシーとしては、実に4年ぶりのシングルとなる。移籍第一弾のタイトルは『グッバイ』。…
配信楽曲“EVIL EYE”と両A面シングル『EAST OF THE SUN/UNOMI』を経て、前作『Burning tree』から約1年ぶりにリリースされる14thアルバム。“EAST OF THE SUN”“UNOMI”をはじめ“SPF”“Scarlet A”といった高…
冴えているバンドだなという印象を抱いた。ピアノの特色である繊細さとロック特有の疾走感を共存させる「ピアノロックバンド」としての確固たるアイデンティティ。ときにはストリングスの音色と絡み合いながら、バ…
今作『心雨』の3曲を含めメジャーデビュー以降の2年弱の間にindigo la Endで31曲、ゲスの極み乙女。も合わせると実に70曲に及ぶ怒濤のリリース攻勢は、川谷絵音のソングライティングを激しく研磨し、加速度的にア…
ロンドン出身の3人組による2作目。ザ・エックス・エックスとビーチ・ハウスのあわいを縫うアトモスフェリックなサウンドでデビュー前から評判を呼び、先頃出演したホステス・クラブ・ウィークエンダーでのパフォー…
デヴィッド・ボウイのナンバーをカヴァーするということは、アーティストにとって自身のクリエイティヴィティへの挑戦と同義でやりがいのあるチャレンジには違いないだろうが、同時に、クリエイティヴィティを十全…
8月にリリースされたデビュー・アルバムが、EP曲やリミックスのボーナスも加えられた全22トラックというヴォリュームで日本盤となって発売である。今時、彼女くらい自覚的に自らをアイコン化し、マイノリティの叫…
ザ・モーニング・ベンダーズとしてローファイなサイケ・ポップをやっていたのは、今は昔。現名義となり4年。最近ではGalileo Galileiや木村カエラ、菅野よう子などへの楽曲提供やプロデュース、コラボ等によって日…
15年11月にロンドンで行われた本作の全曲再現ライヴが、アルバムのために制作されたショート・フィルムと完全同期して披露されたように、この『夜の瞑想』は非常にコンセプチュアルに構成された一枚だ。前作『ブラ…
音楽とは耳だけで味わうものではないのだと、いつでも強烈に実感させてくれるのがSCOOBIE DO。結成20周年を迎えた2015年を経てリリースされる12枚目のオリジナルアルバム『アウェイ』も、そういうサウンドの連続だ…
同世代の若者と違う生き方を選んだ不安も、何かを諦めてきた大人にもっともらしいことを説かれる苦痛も、自分の選んだ道だけを信じることで振り切って行く。前作『SUNRISE JOURNEY』は、そんな旅立ちと決意の作品…
前作『THE BAY』では彼らの共通言語で彼ら自身の世界をより鮮やかに研ぎ澄ませていた印象だったが、今作『LOVE&VICE』では、《Peaceな話を聞かせて/Coolな視線で見つめて》(“STAY TUNE”)と、中指を立てていた…
wowaka(Vo・G)のブレインミュージックの再現から始まったヒトリエは、一貫して「自我と自意識」を歌い続けてきた。それは活動を続ける中で、バンドとしての一体感を増し続けている今も変わらない。四味一体の強…
名古屋発のTHREE LIGHTS DOWN KINGSが、2ndアルバム『ENERGIZER』から約10ヶ月で3rdアルバムを完成させた。アルバムへの大きなきっかけとなったのは、12月のシングル“グロリアスデイズ”。これまでの作品にあった…
2015年、僕が最も繰り返し聴いたアルバムの1枚が『L-エル-』だ。癖になる要素はいくらでもあるが、ひと言で言うなら、「この歌でなければできない表現がある」ということが、これほど強烈に伝わってくるアルバム…
藤原ヒロシ、冨田ラボの正統派リミックスもあるからいいけど、実際にリミックスした曲もあれば、カラオケ状態で歌っている曲もあり、自由度満点な内容。資料によれば、新たにミックスしたものは全てリミックス、と…
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