かのノエル・ギャラガーに「銀河系の未来はこのバンドのアルバムにかかっている」、「このバンドの曲をかけないBBCレディオ1はクソだ」とまで言わしめ、とにかく兄貴から途轍もない期待(とプレッシャー)をかけら…
なんだなんだ、これは!? 唐突に射抜かれたので、もう一回、頭から聴き直す。プレイヤーの前にじっとして、聴く。これが10代のときなら、デッキの前に正座して、大音量に痺れながら放心しているところだ。音量を下…
ニック・ヴァレンシ以外のメンバーがそれぞれにソロ・プロジェクトを並行させているストロークスだが、中でもアルバートは最も早くソロ活動を始めており、このEPは彼にとって早3枚目の作品となる。前作『コモ・テ…
先頃、自身のオフィシャルサイト上でめでたく第2子の誕生を報告した木村カエラの、新たに設立したプライベート・レーベル=ELA(エラ)初リリースとなるアルバム。ロック・カルチャーが爆発的に拡大した60年代から…
昨年リリースされたリンキン・パークの最新アルバム『リヴィング・シングス』収録曲のリミックス・トラックに加え、今年のサマソニで世界初披露されたスティーヴ・アオキとのコラボによる新曲〝ア・ライト・ザット…
同時発売のシングル集『斉藤』が飄々としたキャラでヒットを飛ばす表の顔としたら、『和義』は男臭い交友関係が深まっている最近の素顔と言えよう。カーラジオからスローバラード、じゃなくて「ガッタガッタ叫んで…
オーケストラ・ポップからアメリカーナに至るまで、過去3作で結果的にアーケイド・ファイアがインディ・トレンドを先導してきたことを考えると、「アーケイド・ファイアがダンス・アルバムを作った」と聞くと一瞬…
デビュー20周年記念リリースのトリを飾る形となった、アルバム『斉藤』『和義』の2作同時リリース。ドラマ主題歌として日本中を涙に包んだ“やさしくなりたい”をはじめ、TVドラマ/映画の主題歌にCMソングに………
フェスでも単独ライヴでも、凄い人数が踊り狂っている光景がもう見えてしまった。会心のファーストアルバム完成である。KANA-BOONのロックは失恋の痛手とか、希望も未来もない日常とか、そういうモヤモヤに着火し…
昨年末からのザ・ローリング・ストーンズの結成50周年記念ツアーを締め括る、7月のハイド・パーク公演が早くも映像作品としてリリースされるが、これほど嬉しいことはない! というのは、ファンならまずなにより…
アコーディオンをフィーチャーしたメキシカンなイントロから豊潤なカントリー・ロックへ流れ込む“ブレイム・イット・オン・ラヴ”。ラテンの熱風とブルースが高次元で融け合った“ドント・ウォーク・アウェイ”。…
デビュー作から2年、ホステス・クラブ・ウィークエンダーの初回にも出演し破格のパフォーマンスを繰り広げたアンナ・カルヴィ。技巧力はもちろん、短いセットで完璧に世界観を作り上げ、クラシック、ジャズ、プロ…
21曲をひとつにつなげた、1トラック、トータル70分のニューアルバム。その「かたち」は確かにあまり見ないものではあるが、そう驚くことでもない。しかしその代わり、アルバムの内容については思い切り驚いてもら…
ソニック・ユース活動停止後、いち早くソロ作『ビトウィーン・ザ・タイムズ・アンド・ザ・タイズ』を発表したリーが、さらに一歩進みパーマネントなグループ、ザ・ダストを結成しての作品だ。前作でも参加のアラン…
前作『ON FIRE』からは1年半ぶりで、スタジオ・フル・アルバムとしては9作目。目下、全国ツアーと5ヶ月間2デイズずつの都内ライヴ10発を同時進行し、LUNA SEAとしてのリリースも次々に発表されている。作品もライ…
「ブルース・スプリングティーンとわたし」というタイトル通り、ブルースのファンがブルースについて語り倒すというのがこの作品の内容で、さまざまな時期のライヴ映像を交えて自分の人生とブルースの音楽とが交錯…
くるりがシングル『東京』でメジャーデビューしたのは、1998年10月21日のこと。そして今作は、メジャーデビュー15周年を記念したシングルとなる。《君が素敵だった事 ちょっと思い出してみようかな》と歌っていた…
たった2枚のアルバムで世界を虜にするスーパースターになり、超一級セレブリティの座に君臨するケイティ・ペリー。ガガよりも早くシーンに現れた彼女が未だにショービズのトップに居られる最も大きな訳は、ケイテ…
先行シングル〝マインド・ユア・マナーズ?を聴いて、20周年を祝い終えて10枚目の新作を出そうとするバンドとは思えない怒り炸裂のエネルギーにぶっ飛ばされたが、今こんなサウンドを鳴らしてしまえるのがパール・…
忘れらんねえよのロックとは、誤解を恐れずに言えば、ひとりになるためのロックだと思う。ついにリリースされる2ndアルバム『空を見上げても空しかねえよ』を聴いた今でも、その考えは変わらない。空を見上げても…
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