いわゆる「テムズ・ビート」と呼ばれたシーンのなかで台頭してきたホロウェイズだが、3年ぶりのセカンドは「いままでの全部ナシ!」と力強く言い切るような、生まれ変わったといってもいい大転機作。そもそもテム…
自分が生で体験したライブを、積極的に映像で観ることはあまりないのだが、それでもこのライブは絶対にもう一度観たいと、もう、観終わった瞬間からもどかしいほどに思った。五感、もとい全身全霊かけても掴めない…
こんだけ好き放題やっちゃったら、あとが大変だろうに。と余計な心配やらおせっかいすら焼きたくなるくらいに、とことん「好き」を詰め込んだアルバムだ。こってりとハードロック/メタルなリフやギター・ヒーロー…
二ヶ月連続シングル・リリース第二弾。前作『CANDY』がエロエロ&変態フェティッシュな「堕天使・堅」だとすると、清楚なメッセージの癒し系バラードである本作は「大天使・堅」バージョン。純愛映画の主題歌にふ…
くるりのデビュー10周年を記念した初のトリビュート・アルバムには、松任谷由実や奥田民生、曽我部恵一といった先輩ミュージシャンから、andymoriやanonymassといったニューカマーまで16組が参加。キセルや田中知…
まず声だ。ざらついた粒子とミルクのようななめらかな液体が薄く何重にも折り重なったような質感。幼児の心の柔らかさと、老人の心の襞の複雑さが合わさったような、性別さえないような領域にある存在感。草野マサ…
07年にブルックリンのオペラハウスBAMで行われた伝説のイベント『THE BQE』。オーケストラのスコアを書き、フラフープ・ダンサーを従えて、彼が撮影した映像を上映しながらのパフォーマンス。目撃できなかったファ…
サマーソニックでのライブが想像以上に素晴らしかったエレクトロ・ロックの新星、デルフィックの日本デビューEPがいよいよリリースされる。バンド形態でデジタルなサウンドをやっているというスタイル自体は別段…
魂を売り渡さずにパンクをやる。今、それがどんなに難しいことかは言うまでもない。ポップ・パンクが主流を占めるようになって以降は、「ファンのために」「ファンの目線で」といったエクスキューズが横行し、業界…
異様なまでの耳ざわりのよさと、生温かさと、それでいて刺々しくて痛々しいボーカル、そして音がやんだ瞬間に夢幻のごとくすべてが消え失せてしまうような儚さ。言ってしまえば、この世のすべてに失望して、ひたす…
フレーミング・リップスの新作。と事前に聞かされなければ、おそらく一聴には誰もそうだと気づかないのではないか。いや、たとえ聞かされたとしても俄かには信じ難いかもしれない。リップスといえば、あのカラフル…
最高にポップでキャッチーな音楽と、どこまでもアメリカンな笑いを提供するボウリング・フォー・スープが、「パーティしちゃってゴメンナサイ」とこれまた期待を裏切らない新作を作り上げた。今年で結成15周年、彼…
フライング・ロータスによる昨年の傑作アルバム『Los Angeles』からは、外部プロデューサーが多数リミキサーとして参加した「L.A. EP」シリーズが12インチで3作リリースされたのだが、これが需要にまったく追いつ…
バカテク・アコギのSSWとしてデビュー直後から話題となっていたニュートン・フォークナーの2作目。昨年のインタビューで、前作『ハンド・ビルト・バイ・ロボッツ(ロボットによる手作り)』のタイトルは機械で作…
ビッグ・ピンクに関してはデビューEP時から感じていることがあって、それはこのデュオがたとえばMGMTのように画期的であると誤解されているのではないか、ということだ。“ドミノズ”や“トゥー・ヤング・トゥ・…
まさかのビースティー・ボーイズ“Ch-Check It Out”を丸々サビで引用(!)する1曲目から、死んだ自分がかつての恋人を霊として見守る“5.5.5st”まで全11曲、たったの38分。ハードコア・パンクばりに突っ走るミ…
ロック・バンドがその音で「世界」を表現することは、実はそう難しいことではない。それこそ四畳半の自宅で書き綴ったありきたりな日常も、退屈な毎日を打破する(と思い込んでいる)歪んだギター・サウンドも、そ…
新境地。新曲“愛でぬりつぶせ”は誤解を恐れずに言えば、The Birthday史上最もポップでキャッチーで、愛と優しさに満ちた曲だ。そして前シングル“涙がこぼれそう”で彼らが描いた「俺」と「あの娘」の、言ってし…
ロックの持つ重要な力学の一つが一発逆転だろう。大体、聴くほうもやるほうもロックなんてものに思い入れを持つのは日常生活に収まりきらないなにかしらの感情を抱いているからなわけで、ということは社会生活に向…
最初に鳴らされた一音が、彼らが戻ってきたことを端的に告げる。ベスト・コンピレーションなどはあったが、オリジナル・アルバムとしては2003年の『100th Window』以来となる新作を来年リリースするマッシヴ・アタ…
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