3rd、そして4th『Seeds of Rainbows』と近年は年1枚フル・アルバムをリリースしているdustbox(以前も毎年なんらかのアイテムはリリースしてきたが)。5作目のアルバムの完成である。今年は夏フェスもかなりの…
ちょっと信じられないようなポイントだらけのバンド。まずボーカルのエヴァが、透明感ある歌声を開かせたかと思うと、可愛い女子の風貌とは裏腹の破壊的なデスボイスで叫ぶ。新種のスクリーモかと思えば、思いっき…
時にUSインディーだったりポスト・ロックだったりする凸凹なサウンド・テクスチャーは相変わらずだが、それらが鮮やかな流線型を描いて鼓膜にするりと入り込んで、どこかファニーですらある空気感と同時に「本当…
最近、これまでシャーラタンズに全然興味がなかった人、しかもふたりに「シャーラタンズの新作最高!」って訴えられて驚いたんだけど、それぐらい『ユー・クロス・マイ・パス』のサウンドはこれまでのシャーラタン…
前作での「覚醒」といってもいい進化・深化のインパクトがあまりに強かったためか、本作に対する第一印象は正直、あまりポジティブなものではなかった。ケリーが思い描いていたさまざまなアイディアを片っ端から試…
大ヒット作を出したあと、自分たちの進路について思い悩むアーティストは少なくない。さらにヒットを出さねばというプレッシャーを感じるケースもあれば、逆に自分たちの内省的な面が十分に伝わっていないのでは?…
通算5作目の『デッド・レターズ』(03年)でフィンランドから世界制圧へ乗り出したザ・ラスマスが、前作『ハイド・フロム・ザ・サン』(05年)から約3年を経て完成させたニュー・アルバム。一度で頭から離れなく…
『We ate the machine』リリース・ツアーのほぼファイナル(この後沖縄があったのです)、6月29日新木場スタジオコーストを完全収録したCDとDVDの2枚組。行きました、私。RO69に即日レポートも書きました。詳…
今年の5月から6月にかけて全12ヶ所で行われた対バンツアーと、6月22日に行われた日比谷野外大音楽堂でのワンマン・ライブ音源からなる今作。ライブDVD『六・二一事件』も同時発売されるわけだし、今やWEBでも様…
昨年の音源デビュー以来少しずつ人気を集め、これまで発表してきたシングルとEPを1枚にまとめた本作で日本デビューを果たすロンドン出身、17歳の3人組レッツ・レッスル。DIYロック人気でファンもバンドも低年…
夏にリリースしたミニアルバムを引っ提げてのツアーが佳境を迎えようとしているFoZZtoneだが、その区切りを待たずにニュー・シングルをリリースする。配信限定の新曲である。今年メジャーでアルバム・デビューして…
AA=の実体が遂に明かされた。なんとTAKESHI! THE MAD CAPSULE MARKETS 休止から2年半、その復帰作が今作“PEACE!!!”である! という事実に驚いたが、さらにこの音にぶっ飛んだ。マーチのリズムにのって叩き…
パンクのギグは、100人も入らないハコでグチャグチャになって行なわれるものというイメージがあるので、冒頭の大歓声には不思議な気持ちになる。だが“ステイ・オア・ゴー”のビデオを観たことがある人ならすぐ映…
とんでもない音だ。1曲目から鳥肌が止まらない。“When I Die”という曲で幕を開ける、『akiko』というタイトルのアルバム――最初は遺書みたいだと思ったが、真逆だった。ぶっとくてしなやかな生命力をもった音…
以前『rockin’on』誌の新人紹介コーナーで彼らについて書いた時には「英国内では話題沸騰中」だったが、今や世界各国のチャートで1位を獲得している彼らのデビュー作。ヒップホップに影響を受けたリズム、アイリ…
掟破りの40分間1曲アルバム『Electric』の次の一手はいったい何かと思っていたら、『夢でさよなら』と、髭にしてはやけにセンチメンタルでウェットなタイトルの4曲入りシングル。表題曲“夢でさよなら”は、ざっ…
ヴォコーダーで歌いまくる“マイ・シャローナ”+ジャズ・ロックみたいな曲調のM4、ヘヴィなギター・リフで攻めるメタルっぽいM5やM8あたりの流れにかなりビビる。スクエアプッシャー、いきなりロック・バン…
ドーパンとVERBALの夢のコラボレーション“majestic trancer”。つまりこれは、ロック・スターとラップ・スターによる強力タッグ。ドラえもんとウルトラマンが共演したかのようなこの曲が、カッコ悪いわけがない!…
000年以降、アヴァランチーズからウルフマザー、バンブルビーズにカット・コピー、そして『rockin’on 2008年11月号』輸入盤レビューで紹介しているヴァン・シーまで、オーストラリアのユニークなロック/ダンス・…
胸が切ない。でも、一秒でも長くここに居たい。なんて、恋みたいだけど、そんな夢と現(うつつ)の狭間のような感情を全身に満たすアルバムだ。言い方がまどろっこしい? つまり、ポップ・アルバムとして最高傑作…
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