メジャーデビューアルバム『ZOO!!』から約1年4ヶ月を経てリリースされる3rdフルアルバム。昨年発表されたデジタルシングルのアルバムエディットと、ライブで先行披露されていた楽曲などの新曲といった、最新版ネク…
2019年に初来日を飾ったUS発のボーイ・バンド、ブロックハンプトンのステージは今でも忘れられない。お揃いのジャンプ・スーツに、多様性を体現したメンバー構成と、90年代のビースティ・ボーイズを思わせる痛快…
プレイ・ボタンを押して耳に飛び込んできたサウンドから感じたのは、ラスト・デイズ・オブ・エイプリルの90年代〜2000年代エモの名盤2nd『レインメーカー』(1998)や3rd『エンジェル・ユース』(2000)を聴いた…
オールマン・ブラザーズ・バンドの1971年、それはデュアン中心のライブ・スキルが極点に達したその刹那、10月29日に彼がバイク事故で急逝という、天国から地獄へ転変した年だ。あの名盤『フィルモア・イースト・…
自身のソロデビュー10周年アニバーサリーにひときわ痛快なロックとポップの祝砲をぶち上げる、全曲新曲のミニアルバム。“Another Great Day!!”でサウンドプロデュースを手掛けたB'z・松本孝弘をはじめ、ゆず・北…
前作シングル“追い風”に続き、またもやドラマタイアップの書き下ろし曲が完成。この“Spell On Me”は、『ラブコメの掟〜こじらせ女子と年下男子〜』のエンディングテーマとしてすでに耳にしている人も多いはず…
華やかなストリングスによるインスト“El Dorado”は開幕を告げるファンファーレ。そのテンションのまま表題曲“開幕宣言”へ。《何言われようがこれからもずっと/前人未到のストーリーを描いていこう》《自分信…
2019年には、久しぶりの来日公演で日本のファンを狂喜乱舞させてくれたブライアン・フェリー。最新ライブ盤となる本作は、昨年3月11&13日(ロックダウン直前のギリのタイミング!)に、英国ロイヤル・アルバート…
前作『オン・サンセット』からわずか10ヶ月でリリースされる通算16枚目。プロデュースは前作同様、ウェラーとジャン・カイバートで、ベン・ゴードリエ(ドラムス)、アンディ・クロフツ(ベース)、スティーヴ・…
最新アルバム『ジャスティス』の発売から僅か2週間ほどでジャスティン・ビーバーがサプライズ・リリースした本EPが、キャリア初のクリスチャン・ミュージック作品だったことは、決して想定外の展開ではない。彼が…
2月の日本武道館ワンマン「ぼくらのASOVIVA」で、「思い出」をキーワードに展開したライブの最後に《思い出にされるくらいなら二度とあなたに歌わないよ》とぶち上げた新曲がこの“名悪役”だった。《演じてやった…
昨年、ロックダウン規制に対して私達の自由を奪っていると正面きって反対を唱え、新曲を発表してきたヴァン・モリソンだが、そのテンションをスタジオで詰め込んだ新作が届けられた。2枚組全28曲というとんでもな…
ソングライティング、サウンド・デザイン、パフォーマンスなどにおいて、現在アメリカでもっとも重要な女性アーティストだと思っているセイント・ヴィンセントことアニー・クラークの通算6枚目となる『Daddy’s H…
活況が続く英国のインディペンデントなロック・シーン。その導火線の役割を果たした先鞭として、2010年代の中盤にかけて最盛期を迎えたコペンハーゲンのアンダーグラウンドを挙げることに異論はないだろう。そし…
昨年1月に制作拠点をLAに移したタイミングでコロナ禍の時代へと突入し、おそらくは音楽に、そして時代にじっくりと向き合うこととなったJQ。DISC1は、その回答とも受け取れる、内省的でありながら光を感じさせる奥…
ダンサー・ATSUSHI&DRI-Vが昨年に脱退、サポートベーシスト:T$UYO$HI(The BONEZ/Pay money To my Pain)を迎えた5人新体制の初音源は、TVアニメ『セスタス -The Roman Fighter-』への書き下ろしOPテーマ。《逆…
“融解sink”に続く、2021年第2弾デジタルシングル。壮麗なアレンジと力強いコーラスワークに彩られてエモーションを膨らませる、ミディアムテンポのダイナミックなナンバーに仕上げられている。タイトルは某有名…
昨年8月の『落ちた事のある空』以来のリリースとなるシングルは、壮大なバラード。美しくも壮絶なインパクトを持つ“かすみ”を思い起こさせるような雰囲気を持ちながらも、この時代に響くメッセージと、構築され…
ニューヨークのアンダーグラウンド・シーンで赤丸急上昇中のアーマンド・ハマーは、それぞれがソロでも活躍するビリー・ウッズとエルシドによるヒップホップ・デュオである。大胆不敵なビートを好み、アメリカの…
全感覚を震撼させるようなノイズをまとったオーケストレーションとドローン(持続音)が轟々と織り成す、価値観の荒野の福音の如きサウンドスケープ。幽玄なる音と音がせめぎ合い融け合いながら、あたかもひとつ…
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