近年の「ローファイ・リバイバル」であったり「ニューゲイザー」に違和感を持っていたクチである。ローファイにしてもシューゲイザーにしても、そもそもの始まりは否定であり倦怠であり拒絶だった。それを一旦脇に…
キラーズ活動一時休止を経てリリースされるブランドン・フラワーズの初ソロ・アルバム。バンドの活動休止を受けてのソロ作は得てして「バンドではできなかったこと」や「本当の自分」を発表する場となり、だからこ…
1年前の前作におけるややダークでスピリチュアルな感触にも驚かされたが、今回はその驚きを更に凌ぐものになった。一聴して、これが本当にあのトミー・ゲレロかと思ったほどだ。すべてが白紙の状態でスタジオに入…
本作から浮かび上がるのは、「トータス松本」という魅力的なアーティストの生き様を示す大きな背中だ。彼が日々思っていることが飾ることなく伝わって来る印象だ。「大きな背中」と書いたが、「自信に溢れている背…
昨年9月にアルバム『Life is sweet』をリリースし、史上最大規模となる68本ものツアーを経てリリースされる13thシングル。聴いて最初に思ったのは、表題曲だけではなく、2曲目の、美しい切なさが汗水垂らして突っ…
傑作と評された前作『ユー・クロス・マイ・パス』から約2年、11作目のアルバムを完成させたシャーラタンズ。今作でプロデュースを務めたのは、キリング・ジョークのベーシストでもあり、ポール・マッカートニーや…
デビュー以前に書かれたという、“私は雨の日の夕暮れみたいだ”にはじまり、昨年亡くなった幼なじみの母を思って書いた“歩く”で幕を閉じる、長い年月にわたって作られた曲が並ぶアルバム。前作から約2年。その2…
メジャーのキャピトルとの契約を前作『アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー』一枚で終わらせ、再び古巣のマタドールへと舞い戻った新作。しかも1曲目のタイトルが“サクセス”とくれば、メジャー・システムに幻滅し…
全7曲、18分59秒。『コズモグランマ』から考えると、かなり早いペースでのリリースになるが、創作力が爆発しているということだろう。プレイボタンを押して、1曲目の“クレイ”のイントロから、これぞフライング・…
前代未聞の完全ひとりレコーディング作品『OTRL』の1曲目“最強のこれから”をリカットし、レコーディング直後の配信ミックス・バージョンとアルバム・ミックス・バージョンをコンパイルしたシングル……ではある…
そもそも、なんで音楽なんて聴くのかっちゅう話なのである。ましてや、CDを買ってアルバム1枚、約1時間ステレオの前に座って、そこから何かを得られることをお客さんが「期待」することを、なぜ「期待」できるのか…
最近ではアーケイド・ファイアのブレイクによって、自らが立ち上げ運営してきたマージもすっかり世に知れ渡り、マックのポータスタティックでの活動もあわせてUSインディ復興の親分的役割も果たしてきたスーパーチ…
レイジのトム・モレロ(G)とザ・クープのラッパー、ブーツ・ライリーによるバンドで、昨年のファーストに続くミニ・アルバム。ファーストは明らかにレイジを踏襲したファンク/メタル/ラップで、といってレイジほ…
この村は死によって包囲されている――というフレーズが戦慄を誘うホラー小説・漫画『屍鬼』のアニメ主題歌。日本のロック界にBUCK-TICKあり!と楔を打ち込むような、ジャパニーズ・ゴスの金字塔的傑作である。 …
全米4位を記録した前作『カム・ホワット(エヴァー)・メイ』から4年、コリィ・テイラー率いるストーン・サワーが3作目の新作を作り上げて再び動き出した。今作を聴くと、先月久々の新作をリリースしたマーダード…
00年代前半のパンク・シーンの中から現れたSHAKALABBITSだが、作品のリリースを重ねる毎に特定のジャンルに決して収まり切らない音楽性を深めている。6枚目となる本作も、独創性の宝庫だ。基調にあるのはUSエモ、…
1年7ヶ月ぶりの2作目。エスタブリッシュされた存在ならともかく、まだこれからという発展途上のバンドとしては異例なほどのブランクの長さだ。それだけ本作の制作にあたっては、曲作りだけでなく、根本的なバンド…
ユージン・ケリーとフランシス・マッキーが揃ったからこそ生まれるマジックがあることをみごとに証明してくれた。いや、そんなに勢い込んだもんではない、といった本人たちの声も聞こえそうだが、まだいまほどグラ…
Superflyの10作目となるシングル、と紹介すれば良いのだろうか。これまでのシングルに収録されていたカバー曲を網羅するアルバムとセットになっている。で、収録曲のうちオリジナルの新曲4曲+カバー2曲にはタイア…
驚かされるのが、全編を通してよく響くカール・ハイドの声だ。ウェルメイドなポップ・ミュージックと紙一枚隔てたすれすれのところで、歌としてとてつもないパワーを放っている。今作でアンダーワールドは、楽曲に…
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