『浮かれている人』なんてシニカルなタイトルだけど、これを聴いたら喜びで浮かれずにはいられないんじゃないか。摩訶不思議なポピュラリティを孕んだ傑作ミニアルバムだ。オウガ、すごい! メンバーは今年4月に…
なぜかは分からないけれど、デビューした当時から、コーラルはすぐに解散すると思っていた。ビルが脱退してベスト盤がリリースされたときは、さすがにかなり心配したものだ。しかし、それは杞憂だった。いまの彼ら…
ケイティ・ペリーは、実はかなりの野心家だ。デビュー作では「世界中で名前が知られているアーティストになりたい」と言っていたが、その夢にかなり近づいたところで発表する新作は、10代の頃の彼女がマドンナやク…
意外にも本作がモグワイ初の公式ライブCD/DVDである。筆者は何故か勝手に彼らのライブ作品を既に持っている気になっていたのだが、それほどまでにモグワイにとってライブの持つ意味は大きいってことなんだと思う…
聴くほうにとっても、ソロ・アルバムというのは難しい。在籍するバンドが活動中であれば、なおのことである。聴くときに、どうしてもそのバンドの残像をちらつかせながら向き合わざるを得ない。一方で、別物という…
「空虚をサーフィンする」というタイトルがどこまで意識的なものかは分からないけれど、バンドの率直な心情を表したものであるのは間違いないだろう。クラクソンズのファーストは完璧だった。2007年にポスト・パン…
いっそんこと磯部正文が、自身の名義でリリースする初シングル。表題曲の“Do we know?”は、胸をきゅっと掴むちょっと切ないメロディが、軽快なテンポや爽快なアレンジにのって広がっていく英詞の曲。カップリン…
アルバム『スポーツ』を引っ提げた「ウルトラC」ツアー東京公演、国際フォーラムのライブ映像。個人的にはフォーラム2DAYSの初日を生で観たのだが、なんかもう鳥肌が立つほどすごいライブだった。今、映像を観ても…
聴いた瞬間、キル・ロック・スターズの血が騒ぐ。つまりはライオット・ガールの正統を継ぐガールズ・ロックの血脈。けれどもビキニ・キルやスリーター・キニーのようなパンクとは違う。今様に言えば、ヴィヴィアン…
この号が出る頃には、フジ・ロックのステージに立っているはずのフレンチ・パワー・ポップ・デュオ、ジャマイカ。かつてはポニー・ポニーという名前で活動していたそうだが、ジャマイカ名義としてはこれがデビュー…
凄腕ファンク集団ニュー・マスターサウンズを率いる天才ギタリスト、エディー・ロバーツ。彼はバンドと並行してソロ・プロジェクトにも意欲的に取り組んでいて、そちらではエディーのルーツでもあるジャズ~フュー…
メイレイと言えば、デビュー・アルバム『デヴィルス&エンジェルズ』(07年)でのヒット曲“永遠のハーモニー”や、“フリークエントリー・ベイビー”などの、キラキラとしたピアノ・ポップ・チューンというイメー…
近年、オルタナティヴ以降の文脈においても、ブラック・サバスだけでなく「アイアン・メイデンはアリだ」というムードが広がってきているのは感じていた。実際に前作はアメリカでも初めてトップ10に入るなどの成功…
ふと気づけば、6年も間があいての発表となるオリジナル・ソロ作品。ミニ・アルバムの扱いだが、収録時間は40分強だからフル・アルバムに匹敵するボリュームである。久しぶりのソロとはいっても、ここで一発といっ…
ソロデビューした6年前から、KREVAはずっと「歌」にこだわってきたラッパーだった。ポップアーティストとして、楽器の弾けない自分がどこまで表現の幅を広げられるのか。神業級のラップスキルを持つだけに、それは…
ついにオジー・オズボーンと袂を分かったり、重度の血栓治療でアルコール断ちを余儀なくされたり、と激動の09年を過ごしたザック・ワイルドだが、だからこそ『ショット・トゥ・ヘル』から4年ぶり・8作目となる今作…
2組の兄妹が寄り集まって結成されたこのマジック・ナンバーズは、言わば究極の家内制手工業バンドであった。血縁と幼馴染の濃い関係性の中でじっくり醸成された彼らの音楽は、外気に当たらないからこそハーモニー…
ブルックリンの2人組、ナイト・スクールによるデビュー・アルバム。このバンドをはじめて知ったのは、ザ・ドラムス“レッツ・ゴー・サーフィン”のナイト・スクール・バージョンを聴いたときだった。サビのヌケ感…
日本のハードコアなシューゲイザー・ファンにはおなじみ(であろう)、Sonic Cathedral。ネオゲイズがトレンディになる前からロンドンを中心にサイケデリア~シューゲイズ礼賛の宴をひっそり繰り広げてきたこのク…
アルバム『オーロラ』、そしてツアーからの初の武道館公演までで、新世代ロックバンドの階段を堅実に、それでいて華麗に駆け上ったNICO。そして、2010年第一弾リリースとなる、シングルとDVDのセットで完全生産限…
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