現地時間9月9日に開催されたチャリティー・コンサート「We Are Manchester」に出演したノエル・ギャラガーが、“Don’t Look Back In Anger”を披露したことが話題になっている。
“Don’t Look Back In Anger”は英テロのチャリティー関連のイベントの際に度々歌われており、これまでにはアリアナ・グランデ主催の「One Love Manchester」やサッカーの英仏親善試合、そしてアリアナのマンチェスター名誉市民認定の際の市議会会合や、マンチェスターで行われた追悼集会でも合唱が行われた。
また、ノエルが“Don’t Look Back In Anger”の収益を英テロ犠牲者の支援基金に寄付していたことも報じられている。
ノエルはこの日、ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズとして同コンサートに出演。「SPIN」や「Evening Standard」によると、ノエルはパフォーマンスの最中に涙を浮かべていたという。
これに対し、リアム・ギャラガーはツイッターで批判の言葉を次々に投稿している。
「ノエル・ギャラガーが涙を流したって? 勘弁してくれよ、本気じゃないってことぐらい分かるよな? 奴は(チャリティーなんて)気にもしてないんだから」
「騙されるんじゃないぜ、注目を集めるための茶番なんだから。もしこれが(マンチェスターじゃなくて)エディンバラだったら、咳払いぐらいで終わってるさ」
リアムは英テロ事件発生後、6月4日(現地時間)にマンチェスターで開催された英テロ被害者支援ライブ「One Love Manchester」に出演しなかったノエルをこっぴどく非難し、「たとえその時、月で休暇を楽しんでいたとしても、俺は出演するために戻るよ。俺はマンチェスター出身、家族も友達もあそこにいるんだ」と発言していた。
スペインでライブを行っていた関係からか結局「We Are Manchester」には出演しなかったものの、ノエルの涙ながらのパフォーマンスは気に入らなかったようだ。
なお、「We Are Manchester」での収益をもとにマンチェスター記念基金が設立されるとのことで、その基金をもとに英テロ事件の犠牲者のための慰霊碑が建立されることも明らかになっている。