歌い手として活動をスタートさせ、今や日本武道館2DAYSや横浜アリーナでのライブを大成功させるなど、その活動の枠は広がり続けている。それでも表現者としてのベースは「歌い手」としての活動にあると、そらるは語る。
自分がネットシーンから生まれた人間っていうことに変わりはないし、そこに活動の重きをおいていることは間違いない。(中略)あくまで、その活動の延長線上にライブがあるんです。活動を続けていって、聴いてくれる人が増えた結果、アリーナや幕張メッセでやれるようになったけど、そこに自分の中で矛盾はないですね
美味しいものを見つけたら食べに行こうっていうのと同じように、「ああ、いい曲だな」って思ったら「歌ってみたいな」って。生活の一部のようなものになっているんです
「歌い手」としての活動に確固たる思いをもつ一方で、楽曲を作ることに対してそらるは一貫して迷い続けていると言う。
すごく自分のことを知ってもらいたいんだけど、怖くて出せない部分みたいなものと少しずつ向き合っていかなきゃいけない、って感じるんですよね、曲を作ってると。今回のシングルはその一面を出して書いていて。もっともっと、向き合う中で気づいた自分の側面をこれから出していけたらいいのかなと思います
自分の中に最高のものなんて、あるわけがないんですよ。自分の中に完璧なものなんかあるわけがなくて、上を見ても下を見てもキリがなくて……だから、ある中でもがくしかない
自身の表現に真摯に向き合うからこそ生まれ続ける「迷い」。そんな「ブレずにブレる」そらるの姿を収めたインタビューを、ぜひ誌面でチェックしてほしい。