現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』1月号にthe telephonesが登場!ただのバカなバンドって思われることが悔しかったんですよ。でも今は逆に、バカであることを誇りに思ってる(石毛)
僕らのテレフォンズが帰ってきた! 大切な何かを取り戻して作り上げたニューアルバム『NEW!』までの日々を語る
インタビュー=小川智宏 撮影=中野敬久
いよいよ完全復活である。2015年11月の「Last Party」から5年。2018年からぽつりぽつりとライブを再開し、去年はツアーまでやっていたので「あれ、いつの間にか再始動した?」と思っていたが、あれは本人たちの言葉によれば「試運転」。5年ぶりにリリースされたこのアルバム『NEW!』が、電波バリ5で帰ってきたテレフォンズの復活宣言なのである。待ってました!
この作品に至るまでの経緯については以下のインタビューを読んでもらいたいが、テレフォンズが、無理やりテレフォンズをやっているのでもなければ、まったく新しいテレフォンズを始めようというのでもない、ごく自然に変化し、成長し、バンドの原点を見つめ直して生まれた、現時点で最強のテレフォンズ・アルバム。『NEW!』は言うなればそんな作品だ。《俺たちのディスコは準備万端》(訳詞)と宣言する1曲目から、《一緒に年をとって生きよう》(訳詞)と軽やかに歌う最終曲まで、活動休止までの苦悩も、「DISCO」の重圧も鮮やかに乗り越え、ちょっと大人になった4人。彼らはもう、止まらないだろう。(小川智宏)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年1月号より抜粋)