【JAPAN最新号】原 由子、31年ぶりのアルバム、44年の愛とひらめき、今こそ見つけた10通りの楽しみ方――一大ポップ名作『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』が教えてくれるものとは何か?

【JAPAN最新号】原 由子、31年ぶりのアルバム、44年の愛とひらめき、今こそ見つけた10通りの楽しみ方――一大ポップ名作『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』が教えてくれるものとは何か?

今までの44年間培ってきたノウハウを注ぎ込んだな、出し切ったな、みたいな気持ちはあります。
これで火が点いちゃったので、もっともっと勉強していかなきゃいけないなと思いましたけど

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号に原 由子が登場!

31年ぶりのアルバム、44年の愛とひらめき、今こそ見つけた10通りの楽しみ方――
一大ポップ名作『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』が教えてくれるものとは何か?

インタビュー=小栁大輔


このアルバムを作ろうと、決心してくれて本当によかった。聴けてよかった、今出会えてよかった。原 由子による、実に31年ぶりのオリジナルアルバム『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』。全10曲、どの瞬間を聴いても、弾けるように瑞々しい音が溢れ出し、楽器を鳴らし、歌を歌う喜びに満ちていて、全編を通して、ポップミュージックを聴くということの愉悦が染み渡るように全身を満たしていく、ただただ素晴らしい作品だ。弾むように楽しく、思いの澄み切った、極上にせつない夢のようなポップミュージックの世界。原 由子の声と原 由子の音楽へのスタンスでしか成り立ち得ない作品だ。世界を思い、平和を願い、在りし日のロックスターへ思いを馳せ、季節の移ろいと男女の憂いを描き、誰しもが憧れた舞台としての鎌倉を歌い、温かなレコードノイズの中で「初恋」を思う――。原 由子が音楽に出会い、サザンオールスターズのキーボーディストとして歩んできた44年の結晶のすべてが、ここには刻まれている。そして、かつて自らに訪れた音楽との出会いを振り返り、次世代に届けたいと願うことで、その結晶には純粋なる喜びと楽しさが宿った。それが本作の魔法の理由なのだと思う。

90分を超えるインタビューをさせてもらった。幸せな時間だった。(小栁大輔)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年12月号より抜粋)



【JAPAN最新号】原 由子、31年ぶりのアルバム、44年の愛とひらめき、今こそ見つけた10通りの楽しみ方――一大ポップ名作『婦人の肖像(Portrait of a Lady)』が教えてくれるものとは何か? - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年12月号『ROCKIN’ON JAPAN』2022年12月号
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