【JAPAN最新号】桑田佳祐、ソロ活動に刻んだ、挑戦と解放の35年を語る

【JAPAN最新号】桑田佳祐、ソロ活動に刻んだ、挑戦と解放の35年を語る

ソロになって“悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)”って曲を出すんです。
僕も悲しかったんですよ、あの時。
バランスの取れない歯がゆさとか、世間から見られてることとちょっと違うなって

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号表紙巻頭に桑田佳祐が登場!

ソロ活動に刻んだ、挑戦と解放の35年を語る

インタビュー=渋谷陽一 撮影=岡田貴之


ものすごく興味深く読みごたえあるインタビューなので、ぜひ読んでもらいたい。
桑田佳祐という日本で最も有名なミュージシャンが、どれほど悩みながら誰にも愛されるヒット曲を作り、孤独と闘いながらその成功のキャリアを築いてきたかリアルに感じ取ってもらえる内容になっていると思う。桑田佳祐は、自分を特殊化されたり伝説化されるのをとても嫌う人だ。自分を特別な存在とされることを避けたがる人だ。しかし桑田佳祐は特別だし唯一無二の才能である。

僕は音楽評論家として洋楽も邦楽も聴くが、世界のポップミュージックシーンでグループ活動と同時にソロ活動もして、その両方をこれほど長期にわたって成功させているミュージシャンはいない。今回のインタビューはソロ35年目のベストアルバムのリリースをテーマにしている。ソロでのキャリアも、もう35年になるのだ。ベストアルバムを聴けばわかるように、そのキャリアの間で数多くのヒット曲を生んでいる。これだけでもひとりのソロアーティストとして日本を代表する存在と言えるだろう。しかし言うまでもなく桑田佳祐はその35年の間にサザンとしても活動していて数多くのヒットを生んでいる。そしてソロでもサザンでもドームツアーを何回も行っている。これを特別と言わなければ、世の中に特別なものはなくなってしまう。

今回のインタビューでは、この桑田佳祐の世界でも稀なキャリアを桑田佳祐自らの言葉で語ってもらった。それは当然のこと、彼の個人的な内面の物語であり、創作者としての核の部分についての物語となった。誰もが知っている存在でありながら、誰もがその本当の姿を知らない巨大な才能の本質に触れることのできるインタビューになった。(渋谷陽一)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年12月号より抜粋)



【JAPAN最新号】桑田佳祐、ソロ活動に刻んだ、挑戦と解放の35年を語る - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年12月号『ROCKIN’ON JAPAN』2022年12月号
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