【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE・大森元貴、独白。新曲“Soranji”でたどり着いた到達点、未来――

【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE・大森元貴、独白。新曲“Soranji”でたどり着いた到達点、未来――

“Soranji”は始まりと終わりの点がくっついたような、メビウスの輪のような曲。
パンドラの箱を開いたような、やってはいけないところまで書いた。

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』12月号にMrs. GREEN APPLEが登場!

大森元貴、独白。
新曲“Soranji”でたどり着いた到達点、未来――

インタビュー=海津亮 撮影=富永よしえ


フェーズ2開幕を知らせる華々しい号砲となったミニアルバム『Unity』のリリースから4ヶ月。Mrs. GREEN APPLEの次なる一手が届いた。
シングルとしてはあの『ロマンチシズム』以来3年半ぶり10作目となる今作の表題曲はタイトルを“Soranji”という。
不思議な語感に魅せられずにはいられないアルファベット表記Soranji。この造語に込められた壮大なテーマをひもといてゆく今回の大森元貴単独インタビューは、制作過程での、深淵の果てを覗く境地に至るまでの様々な葛藤が赤裸々に語られている。

《貴方に会いたくて/生まれてきたんだよ/今、伝えたいんだよ/私はただ/私はまだ…》
《有り得ない程に/キリがない本当に/無駄がない程に/我らは尊い。》

“Soranji”は12月公開の映画『ラーゲリより愛を込めて』の主題歌として書き下ろされた1曲だ。映画は、第二次世界大戦終了後、零下40度を超えるシベリアの強制収容所(ラーゲリ)で、不条理な運命に翻弄されながらも愛を信じて希望を失わない主人公の強い意思が描かれている。
大森元貴は、あえて映画のオフラインを観ずに、このテーマを自身の中に極限まで深めて潜らせて、そしてどう反応するかに賭けた。そんなアプローチから生み出された“Soranji”は、生の始まりと最果て、という普遍的な問いに答える破格なスケールの1曲となった。

Mrs. GREEN APPLEフェーズ2という新しい長い物語の第一歩である『Unity』は、同時に10年後も20年後も語り継がれるミセスにとってのバイブルにもなったと思う。そこから4ヶ月後のリリースではあるが制作時期はほぼ地続きの中で、それを見事に更新していく大森元貴は今、表現者として極めて特別な充実した季節を迎えている気がする。

そして2022年夏、日本中を席巻した、ある意味フェーズ2ミセス自身のテーマ曲とも言える“私は最強”のセルフカバーを含めた2曲についても大森元貴はしっかり語ってくれた。この濃密なインタビューでMrs. GREEN APPLEの今を確認してほしい。(海津亮)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年12月号より抜粋)



【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE・大森元貴、独白。新曲“Soranji”でたどり着いた到達点、未来―― - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年12月号『ROCKIN’ON JAPAN』2022年12月号
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