10周年の節目にレコード会社移籍、そして初のロンドンレコーディングで作り上げたニューシングル『SHAKE』をリリースしたgo!go!vanillas。これは画期的な新曲だ。イントロから聴こえてくるピアノを弾くのは今やサポートメンバーという枠を超えてバニラズのクリエイションに大きく影響を与えている井上惇志。そのピアノと4人のサウンドがまさに「シェイク」され、新たなグルーヴを生み出している。「これは第2章だな」って思ったんです
環境を変え、憧れのイギリス・ロンドンで純粋に音楽と向き合った末にできあがったこの曲は、バニラズがこれまで10年をかけて築き上げてきた自分たちの音楽をますます洗練させ、熟成させていくきっかけになるだろう。邦楽と洋楽の境も、ジャンルの境も余裕で溶け合わせていく今の彼らは最強だし、その最強ぶりはこの2024年、さらに加速していくはずだ。
インタビュー=小川智宏 撮影=マーク・アベ
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年3月号より抜粋)
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